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メルセデス・ベンツ Eクラス初となるプラグインハイブリッドモデルを追加

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メルセデス・ベンツ Eクラス初となるプラグインハイブリッドモデルを追加

メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2017年8月24日、Eクラスにとって初めてのプラグインハイブリッドモデルとなる「E350e AVANTGARDE SPORTS」を追加した。また同時にEクラスの装備内容を変更し、全国の正規販売店ネットワークを通じ発売を開始した。

メルセデス・ベンツのEクラスは世界累計で1200万台以上の販売台数を誇るメルセデスの中核をなすモデルであり、1947年に発表されたW136/191型以来、常に時代に先駆けて革新的な技術を採り入れ、世界のプレミアムセダンの指標となってきた。2016年7月に発表した現行Eクラスも最先端テクノロジーを惜しむことなく搭載し、安全性と快適性を高次元で両立した次世代のインテリジェントドライブを体現するモデルだと自負している。

今回の注目は、やはり「E350e AVANTGARDE SPORTS」のパワートレインだ。その組み合わせは、最高出力211ps(155kW)&最大トルク350N・mの2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンに、最高出力88ps(65kW)&最大トルク450N・mを発生し、ブースト機能も併せ持つ高出力の電気モーターとなっている。

システム全体で286ps(210kW)と550N・mを発生。ガソリンエンジンと高出力電気モーターを状況に応じて使い分けることで、ガソリンエンジンモデル/EV/ハイブリッドのそれぞれの特長を生かしたハイパフォーマンスを発揮する。そして最新世代エンジンと高出力モーターによる途切れのない加速感を提供。また市街地から高速道路(最高速度130km/h)まで、幅広く電気モーターのみでも走行。走行中にも回生ブレーキなどによりバッテリーの充電を行なうため、充電設備がない場合でも電気モーターのみでの走行が可能となっている。

このプラグインハイブリッドシステムは、以下の4つのモードを備えている。まず「HYBRID」では走行環境やバッテリーの残量に合わせてエンジンとモーターを併用。高出力電気モーターのブースト機能により、シームレスな加速感を味わうことができる。次の「E-MODE」では電気モーターのみで20.1kmの走行を実現。市街地から高速道路まで静粛性に優れたドライブを提供する。また「E-SAVE」ではその時点でのバッテリーの充電レベルを維持。最後の「CHARGE」では走行しながらバッテリーを充電する仕組みになっている。

JC08モード燃費は15.7km/L。リチウムイオンバッテリーの充電時間は、フル充電まで「CHARGE」モードでの走行で1時間以内(自社調べ/道路状況や運転の仕方により満充電に必要な時間は前後する)、AC200V電源使用で約4時間以内となっている。

また「E350e AVANTGARDE SPORTS」には、プラグインハイブリッドモデルの特性と「Mercedes me connect(メルセデス・ミー・コネクト)」を組み合わせることで、利便性と快適性を高める専用機能が追加されている。スマートフォンでバッテリーの充電状況や航続可能距離が確認できる「リモート車両確認」が可能になり、同じくスマートフォンでエアコンの作動などが行なえる「プレエアコンディショニング」では出発前の車内を「夏は涼しく、冬は暖かく」しておけるので、快適性が大幅に向上。さらに、スマートフォンですぐに充電を開始したり、また出発時間に合わせて充電開始時間をセットできる「充電時間設定機能」などが実現している。

言うまでもないが「E350e AVANTGARDE SPORTS」は、エコカー減税において自動車重量税、自動車取得税が100%免税となる。またMBJでは現在、プラグインハイブリッドモデル「EQ POWER」の新車を購入した顧客を対象に、充電用ウォールユニット(1基)とその設置工事費(10万円)をサポートするキャンペーンを実施中とのことだ。

さて、Eクラスのセダン/ステーションワゴン共通の主な変更点は以下の通り。まずは「メルセデス・ミー・コネクト」を全モデルに標準装備。これは自動車が通信することにより顧客の利便性を向上する先進的なテレマティクスサービスで、このEクラスでは「24時間緊急通報サービス」などを最長10年間無償で提供する「安心安全サービス」と「リモート車両操作」などを3年間無償で提供する「快適サービス」、24時間コンシェルジュサービスを1年間無償で提供する「おもてなしサービ」から構成されている。

次にEクラスセダンの主な変更は以下の通りだ。まずE200とE220dのAVANTGARDE SPORTSにオプション設定されているレザーパッケージに、ヘッドアップディスプレイを追加。またE250のAVANTGARDE SPORTSにはヘッドアップディスプレイを標準装備するとともに、センタートリムをインテリアトリムと同素材の木目調のデザインに変更している。

さらにE400の4MATIC EXCLUSIVEには、放射状に広がる18インチのマルチスポークアルミホイールを新たに設定。さらにインテリアトリムとセンターコンソールを優雅な木目調のデザインに変更。またヘッドアップディスプレイを標準装備化し、オプション設定のエクスクルーシブパッケージにシートベンチレーターを追加している。そしてMercedes-AMG E43 4MATICでは、前席シートベンチレーターやアクティブマルチコントロールシートバックで構成される「エクスクルーシブパッケージ」を新たにパッケージオプションとして設定した。

最後に、Eクラスステーションワゴンの主な変更点は以下の通り。E250ステーションワゴンAVANTGARDE SPORTと同・本革仕様では、セダン同様に木目調デザインのセンタートリムに変更。E400 4MATICステーションワゴン EXCLUSIVEのエクステリアには18インチマルチスポークアルミホイールを新設定。インテリアのトリムとセンターコンソールも木目調のデザインに変更。シートベンチレーターも標準装備とした。そしてMercedes-AMG E43 4MATICステーションワゴンには、セダンと同様にの「エクスクルーシブパッケージ」を新たにオプションとして設定した。

Eクラス(セダン/ステーションワゴン)のラインアップおよびメーカー希望小売価格は以下を参照。


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