2019年MotoGP開幕戦カタールGPは、図ったかのように昨シーズンを彷彿とさせる結果になった。最終ラップの最終コーナーでインを突くマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)をアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がいなし、僅差で勝利したのだ。
ドヴィツィオーゾは18周をリードし、1分56秒台のラップタイムをキープしていた。これは予選でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が記録したポールタイムよりも2.5秒以上遅いタイムだ。
■ ロッシ、マシンの仕上がりに不満。「問題は2018年と同じままだ……」
マルケスは、カレンダーの中でも彼が得意としていないサーキットで2位に入れたことを満足しているが、こうした遅いペースは彼が優勝するチャンスを押し上げていたようだ。
「レース開始前には、スローペースになるといいな、と考えていた。そしてドヴィツィオーゾは実際にスローなペースを僕にプレゼントしてくれた」
マルケスはそう語る。
「今日はとても奇妙な、遅いペースのレースだった。でもそれは僕にとって良い事だった。リヤタイヤだけでなく、フロントタイヤの消耗をセーブするのに苦戦していたからね。それから、他のライダーはフロントには問題はなかったと思うよ」
「僕たちは苦戦することの多いサーキットで生き残り、20ポイントを獲得することができた」
「土曜日に僕は2度転倒してしまった……3周か4周なら僕はかなり速いんだけど、フロントタイヤを壊してしまうんだ」
「最後まで転倒せずに生き残った、これが一番大事なことだ」
マルケスは昨年12月に行った左肩の手術から回復している途中だが、決勝レースの遅いペースが彼の身体に心配する問題が無いことを確かめることに役に立ったと話す。
「もちろん、身体にとってもこのレースは優しいものだった。さっき言ったように、序盤のペースは遅く、僕にとってはより好ましいものだったよ」
マルケスは決勝レースにミディアムタイヤを選択している。普段マルケスが好んでいるハードタイヤはカタールの寒い気温条件では上手く機能しなかったためだ。
2年連続で直線のスピード勝負でドヴィツィオーゾに敗北しているにもかかわらず、マルケスはホンダのエンジンが彼へ負担をかけているのではないか? という話を明確に否定している。
「いいや、それは違う。このエンジンは僕に2位を与えてくれたよ」とマルケスは話す。
「信じて欲しいんだけど、昨年は良いペースがあったし、シャシー側に良い感覚もあった。だけどそれは、フロントタイヤのアロケーションが異なっていただけで、つまり僕はハードタイヤが使えたんだ」
「これは不満を言っているわけじゃない……あるレースでは僕らが強いだろうし、また別のレースでは他のメーカーが強いかもしれない」
「とにかく、とても寒くて、フロントにハードタイヤは使えなかった。最後にここでミディアムタイヤを使った時(2015年)、僕は5位フィニッシュだった」
「このエンジンのおかげで2位フィニッシュができたんだ」
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