ビー・エム・ダブリュー株式会社は、BMW Xモデル初となるM専用モデルで、BMW Mモデル初となるPHEV(プラグインハイブリッド)のBMW XMを発表。1月18日より販売を開始した。
BMW XM|ビー・エム・ダブリュー エックスエム
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サーキット走行も可能なXシリーズ初のM専用モデル
ビー・エム・ダブリュー株式会社は、BMW Xモデル初となるM専用モデルで、BMW Mモデル初となるPHEV(プラグインハイブリッド)のBMW XMを発表。1月18日より販売を開始した。
Text by OPENERS
システムトータルで653psと800Nmを発揮
BMW XMは、他のXシリーズと同様にオンロードでの走行性能を高めた、BMWがスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)と謳うモデルであり、さらにサーキットでの本格的な走行を可能とするBMW M専用モデルとして登場した。
BMWでは同モデルについて、BMW モータースポーツ社(現BMW M社)の第1号車として1978にデビューしたミドシップスーパーカー「M1」の流れを汲む、BMW M専用モデルであるとしている。
ちなみに、BMW M社が手掛けるMモデルには、サーキット走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデル、サーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルの2つのカテゴリーがあるが、今回デビューしたXMは前者に位置づけられている。
BMW Mモデル初となるプラグインハイブリッドを採用したパワートレーンは、最高出力489ps(360kW)/5,400rpm、最大トルク650Nm /1,600–5,000rpmを発生する4.4リッター V型8気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに、電池容量29.5kWh、最高出197ps(145kW)を発揮する電気モーターを組み合わせたシステムを搭載。
トランスミッションには8速Mステップトロニック・トランスミッションを採用。システムトータルでは最高出力653ps(480kW)、最大トルク800Nmを誇り、BEV(電気自動車)を除き、BMW史上最強のパワーユニットを搭載するモデルの1つであるとしている。電気モーターのみでの走行もでき、満充電での航続距離は約90kmとのこと。
足まわりには、電子制御ダンパーとアクティブ・ロール・スタビライザーを備えたアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルを採用。長距離走行など優れた快適性を実現するコンフォートモード、スポーツ走行に適合するボディ剛性を高めるスポーツ、さらに、ダイナミックな走行を可能にするスポーツ・プラスモードという3種類のモードをMセットアップメニューから選択できる。
さらに、アクティブ・ロール・コンフォートを備えた直進走行時の快適性向上に寄与するアクティブ・ロール・スタビライザー、回頭性と俊敏なレーンチェンジを可能にし、Mモデル初となるインテグラル・アクティブ・ステアリング、Mスポーツ・ブレーキ、優れたトラクション性能を実現するMモデル専用4輪駆動システムM xDrive等の採用により、あらゆる状況において、Mモデルにふさわしい優れたドライビングダイナミクスを実現しているという。
エクステリアデザインは、Mモデルならではのスポーティさを強調。ヘッドライトは、BMWのラグジュアリーモデルで採用されている上下2分割のツイン・サーキュラー&ダブル・ライトとし、上部にはターンインジケーターを含むLEDデイタイム・ランニング・ライト、下部にはアダプティブマトリックス機能を採用し、コーナリングライト機能も併せ持つLEDヘッドライトとしている。
BMWデザインの象徴としておなじみのキドニー・グリルは、ヘッドライトの間に大胆に配置され、外側のエッジに向かって細くし、八角形のアウトラインでダイナミックなキャラクターを強調させることで、存在感と力強さを主張するデザインに進化した。
ボディサイドに目を向けると、3,105mmという長いホイールベース、標準装備となる前後23インチホイールが、力強いシルエットを強調している。
リアまわりは、横方向に伸びるL字型LEDコンビネーションライトが特徴。リアバンパー内に収められている縦に配置された六角形デザインのMデュアル・エギゾースト・テールパイプは、エモーショナルなMサウンドを奏でるだけでなく、視覚的に近未来的な印象を与えている。
インテリアでは、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、運転席側に湾曲させた最新のカーブド・ディスプレイを採用。優れた視認性と高い操作性を実現したとしている。一方、レザーとアルカンターラの大型クッションを組み合わせたリアシートは、ラウンジソファーのようにサイドまで包まれる感覚と座り心地を後席乗員に提供するという。
運転支援システムでは、日本においては、BMWが初めて国土交通省からの認可を取得した、一定の条件下においてステアリングから手を話した状態で走行が可能な「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」をはじめ、最先端のシステムを搭載。
また、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能など、最新世代のコネクティビティも有している。
価格は2130万円で、デリバリーは4月からの予定とのこと。
Spec
BMW XM|ビー・エム・ダブリュー エックスエム
ボディサイズ|全長 5,110 × 全幅 2,005 ×全高1,755 mm
ホイールベース|3,105mm
車両重量|2,710kg
エンジン|4,395 cc V型8気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジン
最高出力|480kW(653ps)/5,400-7,200
最大トルク|750Nm/1,600-5,000rpm
リチウムイオンバッテリー容量|29.5kWh
電気モーター出力|145kW(197ps)
電気モータートルク|280Nm
システムトータル最高出力|480kW(653ps)
システムトータル最大トルク|800Nm
※すべての数値は欧州値
価格|2130万円
BMW カスタマー・インタラクション・センター
Tel.0120-269-437(平日9:00-19:00、土日祝9:00-18:00)
https://www.bmw.co.jp/
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みんなのコメント
ウルスの方が低いのに圧倒的に速い
技術力の差かな