コンチネンタルから独立したヴィテスコ・テクノロジーズとシェフラーは、9月17日にドイツで開幕する「IAAトランスポーテーション2024」において、商用車向けの新技術を初公開する。
IAAトランスポーテーション2024は、シェフラーとヴィテスコ・テクノロジーズが共同開発した商用車向け製品群を初めて公開する場となる。シェフラーは、持続可能性への道のりで厳しい排出削減目標に直面する輸送セクターに対し、革新的なパワートレインおよびシャシーソリューションを紹介する。
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EU規制により、商用車のCO2排出量は2019年比で2025年までに15%、2030年までに45%削減することが求められている。重商用車とバスは世界の車両数のわずか4%を占めるが、輸送される大量の貨物により、輸送セクター全体のCO2排出量の約40%を占めている。このため、ディーゼルや水素燃焼エンジンからEVや燃料電池車まで、すべての関連パワートレイン技術の効率向上が求められている。
シェフラーの分析によれば、2030年までに新規商用車登録の約20%が電動化される見通し。電動パワートレインはシェフラーのコアビジネスの一部であり、ヴィテスコ・テクノロジーズと共同で、パワートレインエレクトロニクスとソフトウェアの専門知識と能力をさらに拡充することができるという。
IAAトランスポーテーション2024でのシェフラーのブースでは、永久磁石電動モーターや燃料電池スタック、800Vのパワーエレクトロニクスなど、多様な商用車向け電動パワートレイン製品とソリューションが展示される。特に、2つの電動モーター、3速トランスミッション、電動アクチュエータ技術、シリコンカーバイドパワーエレクトロニクスを組み合わせた重荷重用の電動アクスルアセンブリが注目される。
また、2030年には商用車の約3/4がディーゼルや水素などの内燃機関技術を採用する見込み。シェフラーは、内燃機関のエネルギー効率を向上させるための先進的なコンポーネントとシステムを開発している。IAAトランスポーテーション2024では、可変バルブトレインシステム「iFlexAir」やヴィテスコのNOxセンサーなどが展示される予定だ。
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