現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ちょっと前までタダ同然だったのに何があった!? 高騰っぷりに驚く「王道じゃない」国産旧車3台とその価格

ここから本文です

ちょっと前までタダ同然だったのに何があった!? 高騰っぷりに驚く「王道じゃない」国産旧車3台とその価格

掲載 9
ちょっと前までタダ同然だったのに何があった!? 高騰っぷりに驚く「王道じゃない」国産旧車3台とその価格

新車価格よりも高騰しているモデル

 ここのところ価格上昇が著しい中古車たち。これはコロナ禍において新車の納車が滞っていることで、すぐに乗り出すことができる中古車にスポットライトが当たっているというのも大きな理由だが、それとは別に価格が上がり続けているのが国産旧車たちである。

「ウソだろ? むかし数十万円で売っちゃった……」あまりの高騰ぶりに驚愕必至の国産旧車とその価格

 以前から人気の高いハコスカやS30フェアレディZ、TE27レビンといった王道モデルはもちろんだが、ひと昔前では旧車の入門車として比較的買いやすい価格帯だったモデルたちも軒並み高騰しているのだ。

 そこで今回はそんな認識のズレを修正すべく、現在の販売価格をチェックして国産旧車の相場感をチェックしてみたいと思う。

スカイラインジャパン(C210系)

 5世代目のスカイラインとして1977年に登場した通称ジャパン。デビュー時は折しも自動車排出ガス規制真っただ中のタイミングだったため、ターボやツインカムといったホットなモデルも用意されることはなく、先代のケンメリや先々代のハコスカに比べると地味なイメージとなっていた。

 1980年にはようやくターボモデルが追加となり、西部警察のマシンXのベース車となるなどした。だが、どちらかというと不人気で、中古車も手ごろな価格となっていたことから80年代後半くらいまではいわゆる族車のベースになるような車種となっていた。

 しかし現在では状態の良いものでは700~800万円台のプライスタグが付けられており、価格応談という物件も珍しくない状態。どちらかというとノーマルに近い車両に高額な価格が付けられているようだが、当時の族車風カスタムの車両も根強い人気があるようだ。

サイバーCR-X

 シビックの派生車でありながら、シビックよりも短いホイールベースと軽量なボディということで、初代モデルからホットなFFモデルとして人気を博していたCR-X。

 1987年に登場した2代目モデルは、初代のスタイルを踏襲しながらもよりワイド&ローとなったスタイリングを採用。さらに、マイナーチェンジのタイミングで追加されたB16A型DOHC VTECエンジン搭載車の存在によって、一般ユーザーだけでなくジムカーナなどのモータースポーツでも人気を博したモデルだった。

 またVTECエンジン搭載のSiRであっても160万円を切る低価格(エアコンはオプションで14~16万円だったが)だったことも、人気の要因のひとつだったことは想像に難くない。

 しかし登場からすでに30年以上が経過した現在では、店頭に並ぶレベルのCR-Xは軒並み200万円を超えており、なかには300万円超のものも珍しくない状態だ。

 当時は酷使されて使い捨て同然だったことから、状態の良い個体が少ないというのも理由のひとつだろうが、もはやFFスポーツの入門車とは言えない価格なのである。

ソアラ(初代)

 元祖スペシャリティクーペとして1981年に登場した初代ソアラは、当時のトヨタの技術の粋を集めて作られた渾身の1台。当時のクラウンよりも高額なグレードも存在するほどの、まさにスペシャルティカーだった。

 上級グレードに搭載された2.8Lの直列6気筒DOHCエンジンは、ソアラのために開発されたエンジンとも言われ、トヨタ初の自社単独開発のDOHCエンジンかつ、日本初の2L超の大排気量DOHCエンジンでもあったのだ。

 そんなスペシャルティカーであっても底値の時代は解体屋で数万円……なんていうこともあり、ジャパンと同じく族車のベースになっていた時代もあった。だが、現在では最も安価な部類でも200万円ほどから、600万円に迫るものまである状況で、当時の憧れの車両を手にするのもなかなかハードルが高い状態となってしまっている。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
GQ JAPAN
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
motorsport.com 日本版
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
AUTOSPORT web
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
Auto Messe Web
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
WEB CARTOP
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
日刊自動車新聞
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース

みんなのコメント

9件
  • 中古車としての販売価格が高騰していてびっくり、という話は最近よく聞くが、長く家にあった車をついに処分したらびっくりするような金額で買い取ってもらえた、という話は全く聞こえてこない。
  • 若い人にはできるなら、最新のクルマを新車で乗って欲しい。軽自動車でも十分。

    この手の昔のクルマは、俺たちジジイが懐かしがって買うもので、安全性や性能は今のクルマに敵わない。

    そんで30年ぐらい経ってEV車に飽きたら、30 年前自分が乗ってたクルマを手にいれるといい。
    ノスタルジックになるのはジジイの特権だからね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村