大阪モーターショー会期中の12月10日、大阪市内の公道を舞台にラリーイベント「RALLY OSAKA MOTOR SHOW 2017」が開催された。その参加車輛はフェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレンとスーパーカーばかり!(REPORT:石川順一)
年に一度、ベスパ&ランブレッタファンによる都会のRUNミーティング
開催当日の12月10日、会場のインテックス大阪はマシンの雄々しいエギゾーストノートの音と、憧れの一台を一目見ようと詰め掛けるクルマ好きの歓声に包まれていた。
フェラーリはオークションで約11億円!の値段がつき話題をさらった限定モデル「ラ・フェラーリ アペルタ」を筆頭に、創業55周年モデル「エンツォ」など37台、ランボルギーニは市販車最速の称号を持つ「ウラカン・ペルフォンマンテ」など15台、マクラーレンは誰でもドリフトが楽しめるドライビングマシン「720S」など9台が参戦。
集結したスーパーカーは計63台にものぼった。
ゲストのレーシングドライバーの井入宏之さん、中野信治さんはトークだけでなく、それぞれ愛車の「488スパイダー」、「ウラカン・ペルフォンマンテ」でレースに参戦し、本気で楽しんでいる様子だった。
ゼロカーのロールスロイス「DAWN」にはレースクイーンの早乙女みこさんが助手席にのり、レースに華を添えていた。
このラリーで面白いのは公道を舞台としていることだ。法定速度をしっかり守るのが大原則で、車両の性能をフルに引き出してスピードを競うレースではない。途中で交通違反を犯すなんてもってのほかだ。定められたチェックポイントをきちんと通過し、かつ安全に素早くゴールを目指す必要がある。そのため、本場のラリーさながら助手席のナビゲーターの力量が問われるのである。
チェックポイントは桜町商店街や大阪府庁など大阪市民にとってはなじみ深い場所ばかり。特に守口市役所では地元の吹奏楽団が演奏でレース参加者を迎えたり、詰め掛けた見物客が手を振り、声をかけるなど、地元との一体感のあるレース模様が印象的だった。
なんとレースには大阪府警も協力。普段は通れない交通機動隊の訓練施設もコースの一部になっていた。
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