2020年シーズンのF1終盤戦には、バーレーン・インターナショナル・サーキットでの2連戦が行なわれる予定となっている。通常レイアウトの第15戦バーレーンGPは11月29日、超高速の外周レイアウトを使う第16戦サクヒールGPは12月6日に開催されるが、いずれも“バーレーンの最前線で働く医療従事者やファースト・レスポンダー(事故や災害に最初に対応する警察や消防隊員)とその家族”のみが入場できることになるようだ。
新型コロナウイルスへの感染が世界中で再拡大し始めている中、F1のオーナーであるリバティ・メディアは5日(木)、第3四半期の決算報告書の中で「F1は2020年の残りのレースにファンを入れられることを期待していない」と記している。
■9年ぶり開催のF1トルコGP、一転無観客レースに。新型コロナ再拡大懸念
なお、11月15日に行なわれる第14戦トルコGPは無観客開催が決定しており、12月13日に最終戦として行なわれるアブダビGPに関しても、既に公式サイトで同イベントが無観客となることが発表されている。
バーレーン・インターナショナル・サーキットによると、ファンの入場を制限するという決定は、同国皇太子で第一副首相のサルマン・ビン・ハマド・アール・ハリーファの指示によるものだという。声明では「この決定は世界的な新型コロナウイルスのパンデミックの状況を鑑み、サーキットとバーレーン政府の間で議論をした結果」と述べている。
さらに声明は次のように続いている。
「当王国は引き続き国民の健康を守ることに注力しており、ひとり当たりの検査実施率は世界で最も高い水準を維持している」
「しかしながら、バーレーンの最前線で働く医療従事者、ファースト・レスポンダーたちのパンデミック対応における信じられないほどの貢献と献身を称えるために、彼らとその家族のためにグランドスタンドの一部を割り当てる」
バーレーンは2020年のレース開催に向けてF1、FIA、メディアの関係者に対して非常に厳格なプロトコルを実施する。空港到着時に検査が義務付けられており、陰性と確認されるまでホテルで12時間の検疫が行なわれる。
サーキットの責任者であるシェイク・サルマン・ビン・イザ・アル・ハリファは、ファンを入れなくともふたつのF1イベントを開催することができると主張した。
「今回のF1はこれまでとは全く異なるイベントになるだろうが、その準備にあたり、皇太子殿下のリーダーシップ、ご指導、ご支援には大変感謝している」
「今年は多くのファンをイベントに迎えることはできないが、F1での体験を最前線で活躍する医療従事者や救急隊員のために割り当て、彼らの勇気や努力を讃える機会を得られたことは嬉しく思う」
「我々は、世界中の何億人もの人々が自宅から安全にショーを見られるようにするつもりだ」
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