今年(2023年)秋にハイブリッド仕様が、今年冬にはPHEV仕様が発売される新型「クラウンスポーツ」。クラウンシリーズ4車種のなかでSNSなどで一番人気の高いこの「スポーツ」が、正式発表の一足前に一部の顧客とメディア向けに公開された。実物を見ると、めちゃくちゃいい!! これは売れる!! と確信したので、その理由と現時点で公開されている情報、取材でさらに精度の上がった予想を整理してお知らせします。
文/ベストカーWeb編集部、画像/池之平昌信、TOYOTA
「こ…これは超売れそう!!!」新型クラウンスポーツ試乗現場の生声と詳細予想
■「正式発売まで、すこしでもクルマをよくしたい」(←貪欲!!!)
まずは新型クラウンシリーズの概要を説明しておく。
2022年7月に正式発表された新型クラウンシリーズは、第一弾のクロスオーバーが同年9月に発売され、残り3車種(スポーツ(クーペSUV)、セダン、エステート)もその時点から1年半程度で順次発表する、とトヨタは明言した。
先日追加公開した情報によれば、それぞれの発売時期は以下のとおり。
・「クラウンスポーツ(クーペSUV)」HEV仕様…今秋、PHEV仕様…今冬
・「クラウンセダン」HEV仕様…今秋、FCEV仕様…今秋
・「クラウンエステート(ワゴン)」HEV仕様、PHEV仕様とも…2024年
手前がクラウンスポーツ、奥がクラウンクロスオーバー。全長やホイールベースは「スポーツ」のほうが短い
そんななか、この4月末に、一部顧客(「トヨタパスポート」という、新型クラウンクロスオーバーから始まった顧客サービスの「エクスプレス会員」向け)および一部メディア向けとして、富士スピードウェイのショートコースで「クラウンスポーツ」のミニ試乗会が開催された。
な、なんだってーーー!!!??
「顧客やメディアの意見を積極的に取り入れて、今秋の正式発売まですこしでもクルマをよくしたい、という狙いがある」とのこと。なんと貪欲な。
というわけで、さっそくクラウンスポーツ(プロト)の紹介と印象について説明しよう。
【プロの試乗記はこちら】【速報】クラウンスポーツ「プロト」に緊急試乗!! 艶やかなスタイルと感情に訴える走りと実力を最速チェック
富士スピードウェイのショートコースで試乗、クロスオーバーよりかなりシャープな印象です
■「クロスオーバー」より…安い…かも???
クラウンスポーツのボディサイズは、全長4,710mm×全幅1,880mm×全高1,560mm、ホイールベース2,770 mm。先行して発売されているクラウンクロスオーバーよりも全長やホイールベースは短く、全幅は(未公表ながらおそらくトレッド幅も)広い。
クラウンスポーツとライバル車のボディサイズ
デザインに「かたまり感」があって、筋肉質な印象を持つ。なんというか、若々しいのだ。写真で見た時点では「フェラーリ初のSUV、プロサングエみたいだ」と思ったものだが(開発者に聞いたところ似た部分があるのはもちろん偶然だそうです)、実物はクラウンスポーツのほうがシャープな印象。
個人的に「いいなー」と思ったのがウインカーの光り方。左右2ライン(合わせて4本)全部黄色くチカッチカッと点滅します。夜に見たらすごくカッコよさそう
今回はプロトタイプ(試作型)試乗会であり、細かい仕様(たとえば足回りのセッティングなど)は市販まで調整されるが、大枠のコンセプトは変わらない。「理性」よりも「感性」を優先し、「基盤」よりも「感動」を優先させたモデルとなり、つまり新型クラウンシリーズの中で、最も刺激的な仕様となるのがこの「スポーツ」ということのようだ。
実物の印象は、一言でいえば「すげえ売れそう」です。なにしろカッコいい。
トヨタブランドにはRAV4がありハリアーがあり、その上にランクルプラド、ランクル300があるが、その中間で、しかも「もうちょっとスマートに乗りたい」というユーザーのニーズにスパッとこのクラウンスポーツがハマりそう。
太陽の下で正式にメディアの写真に収まったのはこれが初めて。今回は「トヨタパスポート」というサービス(約1300名が加入)の「エクスプレス会員」向け試乗会も開催。25組50名が富士スピードウェイに招待された
今回はPHEV仕様の「ハイブリッドモード」をわずかな距離のみ(それもサーキットという特殊な環境で)試乗できただけだが、クラウンクロスオーバーのような「クラウンらしい走り」とは一線を画した、よりハンドリング重視の仕様だということは感じ取れた。かなり「スポーティなSUVにしたい」という狙いがある(ここらへん、クラウンクロスオーバーより短く幅広いボディにした設定が効いている)。
なおクラウンスポーツは既報のとおり全車4WDで、搭載システムは未公表だがクラウンクロスオーバーで好評を博している「E-Four Advanced」が搭載されるはず。
また、今冬発売予定のPHEV仕様はハリアーPHEVと同じユニット(駆動用バッテリーの容量は18.1kWhで、EV走行の航続可能距離は93km、システム出力は225kW(306PS)、WLTCモード燃費は20.5km/L)を採用してくると予想。
クラウンスポーツの内装は基本的にクラウンクロスオーバーと同じ。ただし「赤」を選ぶことができるとのこと。非対称なところがカッコいい!!
いっぽう今秋発売予定のハイブリッド仕様は、(価格を優先した)2.5L+モーターか、はたまた(走行性能を優先した)2.4Lターボ+モーターのどちらが積まれるかは、まだ不明。うーん、どちらになるか現時点で判断するのは難しい。
タイヤは235/45R21、ミシュランの「e・PRIMACY」を履いていた。市販型もここはこのままだろう。PHEV仕様が実質的なトップグレードになるということだから、ハイブリッド仕様はもう少しマイルドなサイズになると予想されるが、とはいえこのぶっとくてデカいタイヤがしっかりとクラウンスポーツの走りを支えることになる。
リアスタイルにもだいぶ「色気」がある。この艶消しブラック、ぜひ市販してほしいが…(現時点では開発テストカーのみの設定だそうです)
また、先日までの予想では「スポーツは、クラウンクロスオーバーより高額になるのではないか」と考えていたが、実物を見るともっと手頃な価格になりそう。このクラスだとハリアーがお手頃すぎて比較が難しいが、クラウンスポーツは「ハリアーよりちょっと上で、クラウンクロスオーバーよりちょっと下」くらいの車格で設定されている感じがする。つまり、ハイブリッド仕様は400万円台、PHEV仕様でも600万円台で登場する可能性がある。
そうなるとますます売れそう。
ハリアーが登場直後に同クラスSUV市場を席捲したように、このクラウンスポーツもライバルを蹂躙する可能性がある(一番心配なのはレクサスNXあたりなのだが…)。
いずれにせよ、デビューは今秋、10月上旬頃と予想する。もうカウントダウンが始まった。思いっきり乗れる日を楽しみに待ちます!!!
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1550にしないと都心部は駐車場に入らないよ。