赤色シートのスーパーカブC100とディープグリーンボディの組み合わせ
初代シリーズのスーパーカブでも、1958~1961年の前期頃までに生産された、通称「二つ星」エンジンが搭載されたモデルは、初期シリーズと呼ばれています。二つ星とは、右側エンジンカバーのクランクシャフトセンターにある、クラッチレリーズのロックナットが1個仕様ではなく、頭が丸いボルト2本でレリーズ固定するタイプのエンジンです。この頃のスーパーカブには、淡い赤色表皮のシートが標準装備されていました。ぼくは、この赤いシートの雰囲気が大好きで、それをマイ1962カブで再現したいと考えました。
【画像】張り替えたホンダ「スーパーカブC100」のシートにロゴ入れ! 作業の様子を画像で見る(14枚)
既報の通り、淡く赤いシート表皮への張り換えは完了しました。このシート表皮は、C100マニアさんがネット通販サイトで販売されている商品で、C100用に限らず、その他の旧車スーパーカブカブ用を、過去に何度か購入していて、その都度、DIYで張り込んできました。
ご覧の通り、わがスーパーカブC100は1962年製です。ボディカラーは、おそらく「ディープグリーン」と呼ばれる仕様です。シート表皮を張り込み終えてから気が付いたのが、グリーンのボディに対して「赤シートは似合わない!?」ということでした。
発売当時からしばらくの期間は、マルエムブルーのシートベースを採用していたのがC100です。エレファントグレーやディープグリーンなどの車体色に関係なく、マルエムブルーのボトム鉄板だったのも特徴です。そんなマルエムブルーの鉄板ボトムと赤表皮のシート、ディープグリーンの車体を比較すると、やっぱりちょっと違うかな!? というのが正直な印象でした。まぁ、色の組み合わせは試してみないとわかりませんので、これは致し方ないところだと思います。
当時のパーツリストから「HONDA」ロゴをコピー
ダメージだらけだったスポンジアンコを修正し、シートの貼り換えを済ませたのは既報の通りです。ここでは、仕上げ作業としてモデルクリエイトマキシへ張り替え済みシートを持ち込み、シートロゴを入れて頂きました。
実は、この当時のホンダのシートロゴには一貫性が無く、同じモデルでも、年式によってロゴ細部の仕上げに違いがありました。
スーパーカブC100も例にもれず、1958年の発売開始から59年前期までをパターン1。1959年後期から1962年までがパターン2。その後のモデルがパターン3になるようです。
これはあくまでおおまかな分別であって、モデルが異なると、また違っています。様々な年式のシートロゴが存在するのに対して、後に発売された部品供給のシートでは、その製造タイミングでロゴが入れられていた例も数多くあります。
今回は、赤表皮シートの年代である、1960年に発行されたパーツリストのロゴデータをベースに、コピーデータをPCソフトへ取り込み、部分修正後にカッティングマシンデータへと変換。その後、カッティングマシンでロゴを切り出していただきました。
ロゴの位置はシートの中央で、高さはナリにして頂き、張り替え済みのシートにマスキングシートを添付します。その際には、マスキングシートを押し付けて指先で擦るのみではなく、シート表皮のシボ(表面の凸凹)に合わせて、綿棒を利用して、マスキングテープを貼りこみ(押し込み)、カットロゴを表皮に追従させていました。
マキシの代表、板橋さんにお話しを伺うと「シボの凸凹に密着させてからロゴ塗りしないと、凹の谷部分のシャープさが低下し、ロゴが滲んで見えてしまうことがあります」とのことです。また、ペイント前には綿棒にアセトンを浸し、ロゴ入れする部分の表皮を脱脂しました。
ロゴ入れに利用するペイントは「染めQ」という商品です。一般的には、スプレー缶でしか発売されていませんが、染めQテクノロジー社の代理店であるモデルクリエイトマキシでは、染めQのネタ缶を常備しているため、色調整も可能なようです。
今回は、シルバーベースに白を混ぜた、赤シート用の「HONDA」ロゴではなく、敢えて通常の「ブラック」にしていただきました。今となっては、赤シートと似合うシルバー白にした方が良かったかと思います……
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みんなのコメント
フェルト入れると立体感も出るし。