BMWジャパンは2023年10月27日、BMW X初のM専用モデルで、かつBMW M初のプラグインハイブリッドモデルとなるラグジュアリーSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の「XM」に高性能バージョンの「XM Label(レーベル)」を設定し、合わせて全世界限定500台の特別仕様車「XM Label Red(レーベル レッド)」を15台限定で日本導入すると発表した。ユーザーへの納車は本年末からを予定している。
車両価格は以下の通り。
XM Label:2420万円
XM Label Red:2600万円
新設定のXM Labelは、電気自動車を除きBMW Mモデル史上最強となるパワートレインを採用したことが最大の特徴である。システムは4394cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンMツインパワーターボエンジン(最高出力585ps/6000rpm、最大トルク750Nm/1800~5400rpm)+電気モーター(最高出力145kW/6000rpm、最大トルク280Nm/1000~5000rpm)+リチウムイオン電池で構成するBMW eDriveテクノロジーのMプラグインハイブリッドを搭載。トータル最高出力は748ps(550kW)、トータル最大トルクは1000Nmを発生する。トランスミッションには8速スポーツAT(Mステップトロニック/シフトパドル付)を組み合わせ、駆動機構には前輪と後輪の駆動トルクを素早く正確に、かつ無段階に可変配分するインテリジェント4輪駆動システムのM xDriveを採用。また、ドライビングパフォーマンスコントロールやインテグレイテッドアクティブステアリング(前後輪統合制御ステアリングシステム)、Mスポーツディファレンシャル、アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル、アクティブロールスタビライザー、Mスポーツブレーキなどを標準で組み込んで走行性能を高めた。
エクステリアについては、既存モデルのXMに対してキドニーグリルやウィンドウまわりのアクセントバンドをハイグロスブラックで仕立てて、より精悍でスポーティなルックスを創出。また、XMモデルバッジは赤く縁取り、さらに専用ボディカラーとしてMブルックリングレー・メタリックを設定した。一方、Label Redはキドニーグリルやウィンドウまわりのアクセントバンドを専用のトロントレッドで彩り、合わせて専用の22インチMライトアロイホイールのインサートカラーおよびMスポーツブレーキのキャリパーもレッドに塗装して、より鮮烈な印象を付与。また、専用のボディカラーとして BMW Individualフローズンカーボンブラック・メタリックを設定した。
インテリアに関しては、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、ドライバー側に湾曲させた最新のカーブドディスプレイを配するBMWライブコックピットを採用するとともに、専用のブラックとフィオナレッドのバイカラーにレッドのコントラストステッチをあしらったBMW Individualエクステンドレザーメリノシートや、専用のMシグネチャー カーボンファイバートリム、レッドで縁取ったエアダクトなどを装備して、より個性が際立つキャビン空間を実現。また、Label Redはディスプレイの下に限定台数を示す「1/500」のシリアルナンバーを刻印した。
先進安全装備については最新世代のシステムを導入し、高性能3眼カメラ&レーダーや高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した最先端の運転支援システムのドライビング・アシスト・プロフェッショナルを標準で装備。また、高速道路での渋滞時にドライバーをサポートするハンズオフ機能付き渋滞運転支援システムや、パーキングアシスト(並列・縦列)/アクティブPDC/パークディスタンスコントロール/サラウンドビューシステム/リモート3Dビュー/リバースアシスト/後退時ステアリングアシスト機能で構成するパーキングアシストプラスなどを採用する。ほかにも、バージョンアップしたBMWコネクテッド・ドライブやBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント(AI音声会話システム)を装備して利便性を高めている。
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