2024年8月1日から4日(現地時間)、世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・フィンランドが中部の都市ユヴァスキュラを中心に開催される。ここまで今季トヨタ5勝、ヒョンデ3勝で迎えるラリー・フィンランドは、第7戦ラリー・ポーランドから始まった夏のハイスピード・グラベル3連戦の最後を締めくくるイベントとなる。
今季トヨタ5勝も、チャンピオンシップではヒョンデがリード
高速のグラベルステージが舞台となる第7戦ラリー・ポーランド、第8戦ラリー・ラトビアでトヨタのカッレ・ロバンペラが連勝。2戦連続でトヨタが1-2フィニッシュを決める快走を見せている。
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一方で、ヒョンデ勢は粘り強くスーパーサンデーと最終パワーステージでポイントを稼ぎ、わずか1点差ではあるものの、ヒョンデがマニュファクチャラーズズランキング首位を堅持。ドライバーズ選手権でも、1位ティエリー・ヌーヴィル、2位オイット・タナックと、ヒョンデが1-2を占める状況となっている。
ここまで今季トヨタ5勝、ヒョンデ3勝で迎える第9戦はどんなラリーになるのだろうか。
【参考】2024年 WRC第8戦ラリー・ラトビア 結果
1位:K.ロバンペラ(トヨタ GRヤリス ラリー1ハイブリッド ) 2h31m47.6s
2位:S.オジェ(トヨタ GRヤリス ラリー1ハイブリッド)+39.2s
3位:O.タナック(ヒョンデ i20N ラリー1ハイブリッド)+1m04.5s
4位:A.フルモー(フォード・プーマ ラリー1ハイブリッド) +1m31.5s
5位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1ハイブリッド)+1m42.7s
6位:勝田貴元 (トヨタ GRヤリス ラリー1 ハイブリッド)+2m07.0s
7位:M.セスクス(フォード・プーマ ラリー1ハイブリッド)+2m45.4s
8位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20N ラリー1ハイブリッド) ド) +2m46.4s
9位:G.ミュンスター(フォード・プーマ ラリー1ハイブリッド)+5m23.1s
10位:E.ラッピ(ヒョンデ i20N ラリー1ハイブリッド) +5m23.1s(同タイム)
【参考】2024年 WRCドライバーズランキング(第8戦終了時)
1位 T.ヌーヴィル(ヒョンデ)145
2位 O.タナック(ヒョンデ)1373位 E.エバンス(トヨタ)132
4位 S.オジェ(トヨタ)117
5位 A.フルモー(Mスポーツ・フォード)101
6位 K.ロバンペラ(トヨタ)86
7位 勝田貴元(トヨタ)65
【参考】2024年 WRCマニュファクチャラーズズランキング(第8戦終了時)
1位 ヒョンデ 351
2位 トヨタ 350
3位 Mスポーツ・フォード 177
優勝候補は高速ラリーを得意とするトヨタ、中でも連勝中のロバンペラに注目
ラリー・フィンランドは、WRCの中でもっとも平均速度が高いグラベル(未舗装路)ラリーとして知られている。森の中を縫うようにして走る道は緩やかな高速コーナーが連続し、路面は全体的にフラット。そのため非常にスピードが乗り、またクレスト(丘)やジャンプなど起伏が多いのも特徴となる。
第7戦ラリー・ポーランド、第8戦ラリー・ラトビアと続いてきた戦いは、夏のハイスピード・グラベル3連戦と呼ばれるが、中でもとくにラリー・フィンランドのステージは路面が硬く、超高速ラリーとなることが多い。
優勝候補は高速ラリーを得意とするトヨタ。サービスパークが置かれるユヴァスキュラからほど近い場所にヘッドクオーターを置くトヨタラリーチームは、過去6年間で5勝を獲得するなどこのラリーを得意としており、今回はカッレ・ロバンペラ、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェの3台に加え、勝田貴元、サミ・パヤリの5台体制で参戦、必勝を期す。
中でも、ユヴァスキュラ出身の2年連続世界王者ロバンペラが地元での初勝利なるか、ラリー1でのデビュー戦となる若手サミ・パヤリがどんな走りを見せるかに注目が集まる。
対するヒョンデは、第8戦ラリー・ラトビアに続き、ティエリー・ヌーヴィルとオイット・タナックの2枚看板に、高速グラベルを得意とするエサペッカ・ラッピを加えた3人にがワークスエントリー。
今大会より2台体制に戻るMスポーツ・フォードは、アドリアン・フルモーとグレゴワール・ミュンスターでライバルに挑む。
昨年のラリー・フィンランドではトヨタのエルフィン・エバンスがデイ3翌土曜日に7連続ベストをマークする圧巻の走りで勝利を決定づけると、日曜日も最終パワーステージを含む3SSでベストをマークし、フルポイントの30点を獲得した。
【参考】2023年 WRC第9戦ラリー・フィンランド 結果
1位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)2h33m11.3s
2位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20N ラリー1)+39.1s
3位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m36.7s
4位:T.スニネン(ヒョンデ i20N ラリー1)+1m41.0s
5位:J.ラトラバ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+4m09.4s
6位:O.ソルベルグ(シュコダ ファビア RS ラリー2エボ)+9m33.6s
7位:S.パエリ(シュコダ ファビア RS ラリー2エボ)+10m03.7s
8位:A.フルモー(フォード フィエスタ ラリー2)+10m37.5s
9位:N.グライジン(シュコダ ファビア RS ラリー2エボ))+11m11.5s
10位:A.ミケルセン(シュコダ ファビア RS ラリー2エボ)+11m35.2s
最終日となる3日日曜日のデイ4の攻防も大きなポイント
ラリー・フィンランドは、8月1日木曜日夕方にユヴァスキュラ市内でデイ1として競技がスタート。グラベルとターマック(舗装路)の混合路面である「ハルユ」のスーパーSSで幕を開ける。
森林地帯での本格的な戦いは2日金曜日朝のデイ2から始まり、サービスパークの北東に展開する「ラウカー」、「ミヒンパー」、「ルイヒマキ」というクラシックなステージに、新設の「サーリカス」を加えた4本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。その後、ハルユの2回目のスーパーSSで行われる。
競技3日目、2日土曜日のデイ3は、伝説的なステージである「オウニンポウヤ」と「パイヤラ」、そして「ヴァスティラ」という3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。6本のステージの合計距離は144.22kmと、4日間で最長のステージ距離を走行する。
最終日となる3日日曜日のデイ4は「サーロイネン-モクシ」と、久々に復活したクラシックステージ「ラーヤヴォーリ」の2本のステージを、ミッドデイサービスを挟むことなく各2回走行。ラーヤヴォーリの2本目、SS20はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。
全20本のステージの合計距離は305.69km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1372.56kmが予定されている。
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