南米市場向けの小型SUV「ニーヴァス」。2021年後半には欧州でも販売予定
5月28日、フォルクスワーゲン(VW)は新型コンパクトSUV「ニーヴァス」を発表した。このモデルは南米で開発され、ブラジルを皮切りに南米市場に導入される予定だ。
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クーペSUVスタイルを採用するニーヴァスのボディサイズは、全長4266×全幅1757×全高1493mmで、ホイールベースは2566mm。サイズ感としては、日本にも導入されている小型SUV「T-クロス」に近いが、全高はT-クロスより90mmほど低い。
VWの新世代「MQB」プラットフォームが採用された効果で、ホイールベースは長め。これにより小型ボディの割に高い居住性や積載性を実現。乗車定員は5名で、荷室容量は415Lを確保している。
搭載されるパワートレインは、フレックス燃料に対応した128ps/200Nmを発揮する1L直列3気筒ターボに6速ATを組み合わせる「200TSI」。ちなみにフレックス燃料車とは、ガソリンとメタノール、ガソリンとエタノールなど、1種類以上の燃料を混合して走行できるように設計されたモデルのこと。ブラジル市場ではこの200TSIを搭載したポロなどが販売されている。
Cピラーを寝かせたクーペライクなスタイリングを特徴とするエクステリアは、LEDのヘッドライトやデイタイムライト、そしてフォグランプを搭載。前後のディテールも新世代VW車らしさを感じさせる。
インテリアでは、それぞれ10インチサイズのデジタルメーターやタッチディスプレイの搭載が特徴で、新しいマルチメディアシステム「VW Play」の採用により、コネクティビティやエンターテインメントを提供する。専用のアプリストアから提供される各種アプリケーションによって、オーディオブックや音楽のストリーミング再生、ナビゲーションなどが取得できユーザーはカスタマイズして使用することができる。
まずブラジル市場に導入されるニーヴァスは、今年後半にはアルゼンチンでも販売。そのほかの南米市場では2021年に導入予定で、21年後半には欧州でも発売される見通し。ゆくゆくはグローバルでの展開を目指しているとのことだ。
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