■R18のカスタムに対する柔軟さを示す一台
BMW Motorradは、米国の著名なカスタムバイクデザイナーであるRoland Sands(ローランド・サンズ)氏により製作された「R18」(日本への導入は2020年10月~12月予定)の最新カスタム「R18 DRAGSTER」の姿と走行動画を公開しました。
70年代に栄華を誇ったカスタム「ディガースタイル」 その成り立ちと日本に与えた影響とは
BMW Motrrad伝統の空冷ボクサーエンジン史上でもっとも大きい排気量となる1800ccのエンジンを搭載したR18は、過去に販売していた「R5」のような流麗なデザインの外装類を備えたクルーザーモデルです。
今回、カスタムバイクを製作したRoland Sands氏は、自身がプロデュースするブランド「Roland Sands Design」を運営する人物で、ハーレーやBMWほか、幅広いブランドのモデルに適合するカスタムパーツほか、アパレルなどを展開しています。
R18をベースにしたカスタムバイクを製作するにあたり、Roland Sands氏は次のようにコメントしています。
「目に見えてセンターピースとなるエンジンを見て、私はすぐにマッスルカーを思い浮かべました。私の家族は常に速く走ることが好きで、父はドラッグ・レーサーだったので、このバイクを本質的な部分まで分解して、直線コースを速く走るための形状にするのは理にかなっていると思いました。
最終的な姿は印象的で、BMW Motorradに期待されるような高いレベルのクラフツマンシップを特徴としています。R18が登場して以来、カスタマイズするのが待ち遠しかったですね」
※ ※ ※
Roland Sands氏が手掛けた「R18 DRAGSTER」では、リアサスペンションを取り除き、リアまわりをリジッド化したフレームに、BMW RnineTのフロントフォークをセットアップし、基本となるシャシーを構成。
そこにクラシックなR 18のシルエットを維持するために若干の変更を加えた純正フロント&リアフェンダー、アルミ製ヘッドライトベゼルを備えたヘッドライト、アルミ製エキゾーストチップを備えたステンレス製ツインメガホンシステム、2トーンのメタリックブルーにクラシックなホワイトのBMWピンストライプを採用した純正ガソリンタンクなどを装備することで、クルーザーから一転してドラッグレーサーへと姿を変えています。
重厚な雰囲気のクルーザーでありながら、カスタムにも柔軟に対応可能なBMW Motorrad「R18」。「R18 DRAGSTER」はまさにその懐の深さが垣間見れるカスタムバイクかもしれません。
■【動画】「R18 DRAGSTER」の製作過程と走行動画
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