キャンピングカーにも遊び心が求められる時代になった
これまでキャンピングカーに求められたものは、ベース車のサイズ感、快適性、内装装備、デザイン、就寝人数、乗車定員といった内容がほとんどだった。しかし、そこに遊び心あふれるカスタムカーとしての魅力を加えてみたらどうなるのだろうか。そうした新たな試みで、よりアクティブなオーナーを虜とするべく登場したのが、キャンピングカービルダー「AtoZ」が提案する「アンナEリフトアップカスタム」だ。
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チョイアゲスタイルで差をつける
現在、カスタムの分野においては、空前のアップスタイル・アゲブームとも言われている。足元をリフトアップして極太オフロードタイヤを装着、オーバーフェンダーをセットして、各種バーを取り付ける。いかに武骨でタフな印象を与えられるかがアップスタイルのオフロード系カスタムの神髄と言われている。
こうした時代だからこそ、AtoZはオフロード系カスタムとキャンピングカーを融合させたアゲスタイルキャンパーを提案したというわけである。
考えてみれば、たとえ整備されているとはいえ、オートキャンプ場までの道のりは舗装されていない路面も多く、障害物が落ちていることもある。リフトアップを施してオフロードタイヤを履かせておけば、実用性も兼ね備えるカッコ良さをキャンピングカーに与えられるというわけだ。
ワイルドに見せるアゲ系カスタムの注目度がどんどん高まっている現在のカスタムシーンを考えれば、時代のニーズに応えるスタイルに仕上がっていると言える。
見た瞬間に伝わる直感的なカッコ良さこそがこのクルマの魅力。遊び心あふれるワイルドなオフロードキャンパーを求めるのあれば、まさしくこんな1台が欲しいと思わせる、よく考え作られたモデルである。
ベースとなったクルマはマツダ「ボンゴ」だ。ボディカラーはスタイリッシュなアウトドアギア感を主張するためにナチュラルカラーのナイルグリーンとマットブラックの2トーン仕上げ。厚み15mmのAtoZオリジナルのマットブラック塗装仕上げのオーバーフェンダーをセットさせることで、よりアクティブな印象となっている。
大人2名がゆっくり就寝できるフラットなベッド
サスペンションの最大リフトアップ量は40mmに設定。実際の見た目は数字以上のアップスタイル感で、ワイルドオフローダーとしての主張も十分に効いている。
その他の装備については、テールランプとハイマウントストップランプをスモーク化し、80’sスタイルを彷彿とさせるトラディショナルなサークルディスクの14インチホイールを履かせている。
フロントバンパーには、グリルガードとバーライトをセットし、ルーフにはデザイン性と耐久性に定評のあるYAKIMA製ルーフキャリアをマウント。
キャンパーとしての室内装備はオリジナルのA-SMARTシートによって、5名がゆっくりくつろげる空間になるリビングモード、通常シート3人掛けのドライブモード、大人2名が就寝出来るフラットモードの3つのモードに簡単に切り替えられる。
このマットベース下は収納スペースとして使えるように作られている。また、オプションでポータブルリチウムバッテリーと18L冷蔵庫の搭載も可能だ。
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これからのキャンピングカーは、より個性的なエクステリアが求められるようになるだろう。つまり、キャンピングカーという固定概念を無くして、よりカッコ良く、よりスタイリッシュにカスタマイズを施したモデルである。センスの良いカスタムを施したキャンピングカーが注目を集める時代はすでに始まっている。
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リフトアップでしょ