紡績機械用スピンドルの開発・製造を行う会社として1918年に創業、その後様々な産業機械を手掛けるようになり、2010年からは住友重機械工業の完全子会社となった日本スピンドル製造。そこには同社のアルミホイール加工機「CW2210EF」の模型とともに、BBS製のアルミ鍛造1ピースホイール「RE-V」が展示されていた。PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
BBSといえば、鋳造アルミビレットを鍛造で約1/4にまで押しつぶすことで作られる、軽量高剛性なアルミホイールを製造し、古今東西のスポーツカーやレーシングカーに採用されていることで有名だ。
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しかしながら、日本スピンドル製造によれば、ただ鍛造しただけではリム部に厚みが残りやすく、これをさらに薄肉化するには大型のプレス機が必要になるという。
同社のアルミホイール加工機「CW2210EF」は、金型に沿わせて材料をしごくことで金型形状を転写させる「フローフォーミング加工」を行うことが可能。これをリム部の成形に用い、材料の密度を向上させることで、アルミ鍛造ホイールでも大型プレス機を用いることなく強度を高め薄肉化、軽量化を実現する。
会場内の同社ブースにはこの「フローフォーミング加工」を採用して作られたBBSのアルミ鍛造1ピースホイール「RE-V」と、リム部の比較カットモデルを展示。アルミ鍛造ホイールにもさらなる薄肉化、軽量化の余地が大いにあることを示していた。
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