DTM(ドイツツーリングカー選手権)を主催するITRのゲルハルト・ベルガー会長は、ジェンソン・バトンがDTMへのフル参戦に関心を示していたと明かしたが、ヨーロッパに住んでいなければその実現は難しいだろうと語った。
F1から引退した後2018年から2シーズンに渡り、TEAM KUNIMITSUからスーパーGTにフル参戦したバトン。スーパーGTへの参戦は昨年限りで終了したが、レーシングドライバーを引退するわけではなく、2020年も他のカテゴリーでレースを続ける意向を表明している。
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昨年11月に行なわれたDTM最終戦ホッケンハイムでスーパーGTの3メーカーがゲスト参戦した際、バトンは#100 RAYBRIG NSX-GTをドライブしており、すでにDTMでのバトルを体験済み。もしバトンがDTMへ参戦することになれば、DTMにとっても大きな後押しとなる。
しかしながら、40歳のバトンが婚約者、そして生まれたばかりの息子とロサンゼルスで暮らしていることから、ベルガーはヨーロッパに頻繁に移動する必要があるシーズンフル参戦は難しいと考えている。
「ホッケンハイムでジェンソンと話をした」
ベルガーはそうmotorsport.comに語った。
「彼はDTMでドライブしたいと言った。だがその後のディスカッションの中で、彼はロスに住み続けたいと思っていると私は感じた」
「DTMはタフだし、トップレベルだ。成功するにはヨーロッパに住んで、チームと毎日連絡を取り合う必要がある。彼にその準備ができているかどうかは分からない」
「ひとりの男としては、彼がDTMに参戦するのを見てみたいと思う。彼のことは好きだし、彼のことについて考えたりもするが、彼は今、人生において他のことに興味を向けるフェイズにいると思う」
バトンは以前、アメリカと日本を頻繁に移動する必要があったことが、スーパーGTへの参戦を止めた理由のひとつとして挙げていた。彼は全8戦に加えメーカーテストやタイヤテストに参加するたびに、アメリカから長距離の移動をしていた。
バトンはスーパーGTを離れるという決断について、次のように説明した。
「家族ができると、人生は間違いなく変わる。ドライビングの面では何も変わらないけどね」
「クルマに乗っても、(家族が出来る前と)全く同じように感じる。率直に言って2019年最高のレースは息子が誕生した後のレースなんだ」
「ドライビングは変わっていない。でも僕はアメリカに住んでいて、レースやテストのために家を離れて日本に行くのがより困難になる」
「だから、僕は家でより多くの時間を過ごすことになる。でもまだレースをするつもりだ。僕はレーシングドライバーだし、それを辞めることはできない。スターリング・モスのように、80歳になるまで運転する」
「まだ心の中に火が灯っていて、レースに興奮できるなら、レースを続けなくちゃいけない。僕たちレーシングドライバーはそういう風にできているし、それを変えることはできない」
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