現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > WEC開幕戦スパ・フランコルシャン6時間、ワークスポルシェ92号車がトップでフィニッシュ 【動画】

ここから本文です

WEC開幕戦スパ・フランコルシャン6時間、ワークスポルシェ92号車がトップでフィニッシュ 【動画】

掲載 更新
WEC開幕戦スパ・フランコルシャン6時間、ワークスポルシェ92号車がトップでフィニッシュ 【動画】

Porsche 911 RSR

ポルシェ911 RSR

ブガッティが超高級ビリヤード台をプロデュース! カーボン仕様のテーブルは常に水平を保つセルフレベリング機構も搭載

ジャニとエストーレがLM GTE-Proクラスで勝利

5月1日、2021年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦スパ・フランコルシャン6時間の決勝レースが開催された。92号車のポルシェ911 RSRをドライブしたファクトリードライバーのニール・ジャニとケビン・エストーレが、LM GTE-Proクラスで勝利を飾っている。

金曜日の予選でラップレコードを記録してポールポジションを獲得したエストーレは、2020年に続きスパ6時間で2連覇を達成。一方、今回がポルシェ・ワークスからGTレース初参戦となったジャニは、デビューラウンドを勝利で飾った。

WEC オペレーションマネージャーのアレキサンダー・シュテーリッヒは、開幕戦を終えて次のようにコメントした。

「昨年のスパと同様に、今シーズンも勝利でスタートすることができました。何度もパンクに見舞われる激しいレースでしたが、そのほとんどがコース上に残されたデブリによるものでしたね。シーズンのスタートとしては、これ以上は望めないでしょう」

92号車のポルシェ911 RSRがポール・トゥ・ウィン

決勝は晴天に恵まれ、ドライコンディションのなか安定したスタートを決めたエストーレがトップに立つ。さらに911 RSRのポテンシャルを最大限に引き出し、3周目には2番手以下に約15秒ものアドバンテージを築いた。その後、パンクにより早めのピットインを余儀なくされたものの、エストーレの勢いは止まらない。

ドライブを引き継いだジャニは、GTE-Proクラス初参戦にもかかわらずトップを守って再びエストーレに最終スティントを託す。エストーレは2位のフェラーリ 488 GTEに約35秒差をつけてフィニッシュし、開幕戦で勝利を手にした。

「今回のレースは、側から見るほど簡単ではありませんでした。ポルシェ・ワークスは2台ともパンクをしていますからね。早めのタイヤ交換したためピットストップのリズムを崩し、結果的に追加のピットストップが必要になってしまいました。まさに一か八かの状態だったのです」と、エストーレは冷静にレースを振り返った。

「それでも最終的にはすべてが上手くいき、トップフィニッシュできました。チームメイトのニールは、WECでポルシェ911 RSRを初めて走らせたにもかかわらず、素晴らしい仕事をしてくれました」

91号車はリヤにダメージを負いながらも5位入賞

91号車をドライブしたリヒャルト・リエツとジャンマリア・ブルーニは3番グリッドからスタート。しかしスタートに失敗し、序盤からトラフィックに巻き込まれたことで順位を上げることができない。92号車同様にパンクに見舞われた上、レース中盤はトヨタのハイパーカーにも追突され、リヤセクションの交換を余儀なくされていまう。

それでも5位まで順位を上げて、貴重なポイントをチームに持ち帰ったブルーニだったが、レース後に悔しさをのぞかせた。

「今回のレースはたくさんのネガティブな出来事がありました。何度もパンクしたり、オーバーテイクがうまくいかなかったり、最後にはリヤセクションにダメージを負ってしまうというアクシデントにも見舞われました。今日は本当に運が悪かったと思います」

「もちろんチームメイトの優勝は素晴らしいことですし、とても嬉しいですね。レース全体を振り返ると、ポルシェのために多くのポイントを獲得できたので悪くなかったと思います」

こんな記事も読まれています

新型ミニ・クーパー SEへ試乗 プレミアムでも「個性」は希釈? 本当の4代目はEVのみ
新型ミニ・クーパー SEへ試乗 プレミアムでも「個性」は希釈? 本当の4代目はEVのみ
AUTOCAR JAPAN
ニューウェイ離脱に「彼の役割は変わった」とレッドブル代表。チームは数年前から準備をしてきたと主張
ニューウェイ離脱に「彼の役割は変わった」とレッドブル代表。チームは数年前から準備をしてきたと主張
AUTOSPORT web
日産「フェアレディZ」が1-2フィニッシュ! SUPER GT第2戦富士GT500クラスは波乱の展開でした
日産「フェアレディZ」が1-2フィニッシュ! SUPER GT第2戦富士GT500クラスは波乱の展開でした
Auto Messe Web
グローバル販売は340万台超 日産、2023年度決算発表 売上アップも中国では「苦戦」続く
グローバル販売は340万台超 日産、2023年度決算発表 売上アップも中国では「苦戦」続く
AUTOCAR JAPAN
「風評は瞬く間に拡散されてしまう」ミック・シューマッハーが明かすWEC挑戦決断時の葛藤と、F1との違い
「風評は瞬く間に拡散されてしまう」ミック・シューマッハーが明かすWEC挑戦決断時の葛藤と、F1との違い
AUTOSPORT web
630万円! 最上級の「3列シートSUV」発表! パワフルな「ターボ×ディーゼル」エンジン搭載した特別な「オーバーランド仕様」発売へ!
630万円! 最上級の「3列シートSUV」発表! パワフルな「ターボ×ディーゼル」エンジン搭載した特別な「オーバーランド仕様」発売へ!
くるまのニュース
ブノワ・トレルイエの新チームから参戦するヨアン・ボナートが高速ターマック戦を連覇/ERC第2戦
ブノワ・トレルイエの新チームから参戦するヨアン・ボナートが高速ターマック戦を連覇/ERC第2戦
AUTOSPORT web
アウディF1、サインツに次ぐ候補はオコンか。現ドライバーのボッタスと周冠宇は厳しい状況
アウディF1、サインツに次ぐ候補はオコンか。現ドライバーのボッタスと周冠宇は厳しい状況
AUTOSPORT web
W12エンジンを搭載する最後のベントレー『バトゥール コンバーチブル』が発表。世界16台の限定生産
W12エンジンを搭載する最後のベントレー『バトゥール コンバーチブル』が発表。世界16台の限定生産
AUTOSPORT web
今年もル・マンにAOレーシング名物の特別リバリー登場。ドラゴンカラーの『スパイク』でLMP2参戦へ
今年もル・マンにAOレーシング名物の特別リバリー登場。ドラゴンカラーの『スパイク』でLMP2参戦へ
AUTOSPORT web
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
AUTOSPORT web
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
motorsport.com 日本版
V12エンジン×MT搭載! 新型「“2ドア”スポーツカー」初公開! レトロ風デザイン採用の「スーパーキャット」英で発表
V12エンジン×MT搭載! 新型「“2ドア”スポーツカー」初公開! レトロ風デザイン採用の「スーパーキャット」英で発表
くるまのニュース
[15秒でわかる]BMW『M4 CS』新型...550hpで0-100km/h加速は3.4秒
[15秒でわかる]BMW『M4 CS』新型...550hpで0-100km/h加速は3.4秒
レスポンス
フィアット「500」のエンジンルームに飛び散るオイル…ステージ別に走って分かったこととは?【週刊チンクエチェントVol.36】
フィアット「500」のエンジンルームに飛び散るオイル…ステージ別に走って分かったこととは?【週刊チンクエチェントVol.36】
Auto Messe Web
シャンデリアに毛足の長いカーペット! バブルの申し子「サロンバス」がいまデコトラ乗りたちの手で復活していた
シャンデリアに毛足の長いカーペット! バブルの申し子「サロンバス」がいまデコトラ乗りたちの手で復活していた
WEB CARTOP
俳優・押田岳の「あの“絶版旧車”に乗りたい!」──Vol.7 ホンダ ドリームCB750 FOUR
俳優・押田岳の「あの“絶版旧車”に乗りたい!」──Vol.7 ホンダ ドリームCB750 FOUR
GQ JAPAN
アバルト「F595C 2nd エディション」発売 MT×電動ソフトトップ仕様の限定車
アバルト「F595C 2nd エディション」発売 MT×電動ソフトトップ仕様の限定車
グーネット

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村