現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ドゥカティ「ストリートファイターV4S」の魅力。特徴を徹底解説! ゴーグル2020年5月号はDUCATI大特集!

ここから本文です

ドゥカティ「ストリートファイターV4S」の魅力。特徴を徹底解説! ゴーグル2020年5月号はDUCATI大特集!

掲載 更新
ドゥカティ「ストリートファイターV4S」の魅力。特徴を徹底解説! ゴーグル2020年5月号はDUCATI大特集!

ドゥカティだから味わえる最大級の喜び
D U C A T I  S t r e e t f i g h t e r V 4 S
他を圧倒する高い運動性能とハイパフォーマンスを秘め、ストリートでの使い勝手を意識したドゥカティならではのメソッドで仕上げられた、ストリートファイターの日本デビューまで、あとわずか。

最高峰のパフォーマンスとスタビリティーに妥協なし
驚くほどの軽さ、素直さで自在に楽しめる208PS
モトGPマシン譲りのテクノロジーを惜しみなく投入したV4エンジンを搭載し、ストリートでのパフォーマンスに焦点を合わせたパッケージ車体を採用する、ドゥカティ・スポーツモデルの頂点に君臨するパニガーレV4。レースのためのホモロゲーションモデルではなく、ストリートモデルとして独自の思想で練り上げられた、スポーツモデルの最高峰といえる。

ホンダが「CB-F コンセプト」を世界初公開!

最高出力200馬力を優に超えるエンジンは、現実離れしたしたスペックと思われるが、充実した電子制御システムにより、ロードコンディションやグリップ状況に即座に対応しベストなパワーデリバリーを可能にするだけに留まらず、好みのフィーリングにも簡単にアジャスト可能となっている。近年、進化する電子制御システムを搭載するモデルは多く、フラッグシップモデルともなればスタンダード装備といえるが、パニガーレV4も市販モデル最上級のセットアップが成されている。

スーパースポーツモデルのフラッグシップに相応しい装備を搭載し、他モデルと一線を画す凄みを放つ意匠に凝った造り込みは、唯一無二の存在といっても過言ではないパニガーレV4に、同一のポテンシャルを備えた兄弟車がデビューする。その名も「ストリートファイターV4」。スーパースポーツモデルが持つ洗礼された高い運動性能をそのままに、フロントフェアリングは装備せず、アップライトなライディングポジションを実現するパイプハンドルを採用。視界が高くまた上体の自由度が広い、ストリートモデルならではのスタイルを構築している。

スポーツモデルの必須装備や装飾を省き、マッシブで戦闘的なスタイリングとなるストリートファイター化は、スポーツモデルをメインにラインアップするドゥカティにとっては常套テクニックとなっている。また、ウイングタイプのデイライトと2灯タイプのヘッドライトで構成されたフェイスマスクは、低く身構える猛禽の如く独特の表情を生む。ただひたすらシンプルに仕上げるのではなく、新時代を告げるストリートファイターとしての強い個性が与えられている。

さらに、ドゥカティならではのギミックとして、モトGPに於いていち早く着目し注力したウイングレットをさり気なく装備する。ウイングレットに関しては、他メーカーに比べても一日の長があり、効果と実績のある技術なので、ストリートを主戦場とするネイキッドモデルであったとしても、最先端スポーツモデルとしてのプライドが反映されている。

ワイルドで武骨だが、先進のテクノロジーのみで構築
ストリートファイターV4は、2つのグレードモデルを用意。スタンダードモデルは、ショーワ製BPFフロントフォークにザックス製リアショックの組み合わせの足回り設定となる。また、ステアリングダンパーもザックス製を採用する。ホイールは、前後共にオリジナルデザインのアルミ製ホイールを装備。乾燥重量で180kg、装備重量でも201kgと、208馬力は発生させるパワーユニットを搭載するにも関わらず、強烈にコンパクトにまとめ上げられているのが分かる。

一方、アップグレードバージョンの『S』は、前後ショック共にスマートEC2.0イベントベース・モード付のオーリンズ製を採用。また、ステアリングダンパーもイベントベース・モード付のオーリンズ製となる。これは、前後ショックを走行状況に応じて、車体の安定性向上やコーナリングスピード向上をアクティブに変化させたり、さらに任意で好みにアジャストを可能にする『DES EVO』対応するための選択となっている。

前後ホイールは、マルケジーニ製アルミ鍛造ホイールを装備する。『S』タイプの乾燥重量は178kg、装備重量で199kgと200kgを切るといった、パフォーマンスへのこだわりを感じる仕上がりに。カラーリングは、両モデル共にドゥカティレッドの一色設定となっている。また、エンジンの仕様は同一設定となっている。

前後ホイールは、マルケジーニ製アルミ鍛造ホイールを装備する。『S』タイプの乾燥重量は178kg、装備重量で199kgと200kgを切るといった、パフォーマンスへのこだわりを感じる仕上がりに。カラーリングは、両モデル共にドゥカティレッドの一色設定となっている。また、エンジンの仕様は同一設定となっている。

スタンダードのV4はショーワ製のフルアジャスタブルBPF 倒立フォークだが、V4Sでは、より高精度なオーリンズ製NIX30倒立フォークを装着し、電子コントロールシステムであるオーリンズ製Smart EC 2.0も組み合わせてサスペンションを制御。フロントブレーキにはブレンボ製のStylemaモノブロックキャリパーを採用。

ベースモデルとなった最先端のスーパースポーツ・パニガーレV4のイメージを凝縮したようなコンパクトなデザインだ。エアボックスとクーリング・インテークなどの機能とドゥカティならではの美しさを両立した造形は、フルLEDヘッドライトやV字型のポジションライトの採用によって実現された。

容量16Lを確保したアルミニウム製燃料タンク。一見すると通常のスポーツバイクと変わらないが、ベースとなったパニガーレV4と同じくマスの集中化のため燃料タンクとしてのスペースはシート下へと伸びていて、タンクの前方にはバッテリーなどの電子機器が納められている。ただしパニガーレV4とシート形状が異なっているため、タンク下部の形状は異なる。

パニガーレV4と多くの部分を共用するストリートファイターV4だけに、バッサリと短く切り詰められてマスの集中化による運動性能の向上を狙った、特徴的なシート回りのデザインも基本的に受け継がれている。しかし各部の設計は見直されていて、タンデムシートの快適性が高められたのに加えて、ライダー側もパニガーレV4のものよりクッションが厚くなっている。

ネイキッドモデルでありながら、パニガーレV4のように高速走行時の安定性を向上させ、同時に加速時のフロントアップも抑え、フロントホイールへのダウンフォースを生み出す「バイプレイン・ウィング」も装備する。ドゥカティコルセとドゥカティ・スタイル・センターが共同で、CFD(数値流体力学)シミュレーションを駆使してデザインした。

パニガーレV4はもちろんセパレートハンドルだが、ストリートファイターV4ではアップライトなライディングポジションを取れるようにバーハンドルに変更された。その形状はかなりフラットなものでネイキッドとしては前傾が強い。ハンドルの後方に見えるのはステアリングダンパー。V4はザックス製、V4Sではオーリンズ製がそれぞれ装着される。

ストリートファイターV4には鋳造アルミニウムホイールが装着され、写真のV4Sにはマルケジーニ製の鍛造アルミニウム合金ホイールが装備されている。標準装着タイヤはピレリのディアブロ・ロッソ・コルサ2で、リアタイヤのコンパウンドはストリートファイターV4専用設計の汎用性とスポーティさを両立させたタイプ。片持ちスイングアームは鋳造アルミニウム製で高い強度を備える。

鍛造アルミニウム製ブラケットを介してエンジンと接続されるフルアジャスタブルなザックス製リアショックを備えるスタンダードなストリートファイターV4に対し、V4Sはハイグレードなオーリンズ製TTX36リアショックにグレードアップされていて、フロントフォークと同じくオーリンズ製Smart EC 2.0によってコントロールされる。

左右に排気口が設けられたマフラーは、エンジンの後下方と後輪の間のスペースに綺麗に収められ、マスの集中化と同時に低重心化にも大きく貢献している。またサーキット走行専用のオプションとして用意されるアクラポヴィッチ製のフルレーシング・エグゾーストを装着すれば、6kgの軽量化が図れるとともに、最高出力・最大トルクが6%増加するとされる。

ドゥカティ「ストリートファイターV4S」 主なスペックと価格
全長×全幅×全高:NA 
ホイールベース:1488mm 
シート高:845mm 
車両重量:201kg(199kg)
エンジン形式:水冷4ストローク90°V型4気筒DOHC4バルブ 
総排気量:1103cc 
ボア×ストローク:81×53.5mm 
最高出力:208PS/12750rpm 
最大トルク:12.6kgm/11500rpm 
燃料供給方式:FI 
燃料タンク容量:16L 
変速機形式:6速リターン 
タイヤサイズ前・後:120/70ZR17・200/60ZR17 
価格:243万5000円(279万9000円)
()内はV4S

撮影:柴田直行/松川 忍 文:小松伸夫/編集部

[ アルバム : ドゥカティ「ストリートファイターV4S」の写真をまとめて見る! はオリジナルサイトでご覧ください ]

[ 表が省略されました。オリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
motorsport.com 日本版
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
AUTOSPORT web
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
Auto Messe Web
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
WEB CARTOP
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
日刊自動車新聞
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
motorsport.com 日本版
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
レスポンス
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
motorsport.com 日本版
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
レスポンス
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
motorsport.com 日本版
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村