現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スズキ新型「ワゴンRスマイル」初公開! 背高ボディ&スライドドア初採用の派生車投入で王者奪還狙う

ここから本文です

スズキ新型「ワゴンRスマイル」初公開! 背高ボディ&スライドドア初採用の派生車投入で王者奪還狙う

掲載 更新 8
スズキ新型「ワゴンRスマイル」初公開! 背高ボディ&スライドドア初採用の派生車投入で王者奪還狙う

■スズキ新型「ワゴンRスマイル」投入で軽自動車市場に変化あるか

 スズキは、「ワゴンR」の派生車として新型「ワゴンRスマイル」を2021年8月27日に発表し、同年9月10日より発売することを明かしました。
 
 ヒンジ式ドアのワゴンRに対してスライドドアを採用した派生車となるワゴンRスマイルですが、どのような特徴があるのでしょうか。

【画像】これが新型「ワゴンRスマイル」だ! 背の高いワゴンRを見る!(47枚)

 スズキを代表する軽自動車のワゴンRは、長年にわたり軽自動車市場を席巻していたモデルで、初代モデルは1993年に登場し、現在のハイトワゴンブームの火付け役ともいえる存在です。

 初代モデルの全高は1680mmとなり、当時主流だったほかの軽自動車と比べて、背が高いモデルのため室内空間が広く設計されたことで、後席の居住性がユーザーから評価されました。

 その後、2代目(1998年)、3代目モデル(2003年)、4代目モデル(2008年)、5代目(2012年)、そして現行の6代目(2016年)と販売され続けてきています。

 全国軽自動車協会連合会の販売データでは、記録が残っている2006年から2011年までの6年連続で首位を獲得するなど、ワゴンRは軽自動車市場をけん引する存在でした。

 しかし、その後はホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」など「スーパーハイトワゴン(全高1700mm以上×スライドドア)」が市場において支持され、ワゴンRが分類される「ハイトワゴン(全高1550mm以上×ヒンジ式ドア)」の人気と二分する形となりました。

 こうした状況下において、ワゴンRシリーズの派生車として新たにワゴンRスマイルを設定した理由をチーフエンジニアの高橋正志氏は、以下のように話しています。

「いまから28年前、1993年に初代ワゴンRが誕生しました。

 誕生当時からワゴンRは、運転しやすいサイズと想像を超える室内の広さ、乗り降りしやすく楽に荷物が積める使い勝手の良さ、大人4人がゆったりくつろげるパッケージの良さから、これまでに470万人をこえる多くのお客様に愛されてきました。

 国内の軽乗用車市場の状況ですが、今現在、同市場に投入されている商品は約40車種。

 そのなかで、スズキ『スペーシア』などが属する背の高い軽スーパーハイトワゴンの販売台数が増加するとともに、スライドドア車の販売台数は年々増加し、2018年度にはついに新車販売の半数を超えました。そしてその利便性から人気は高まり続けています。

 一方、ワゴンRなどが属する軽ワゴンを購入したいと考えているお客さまに聞いたところ、女性では半分、男性も合わせると4割を超えるお客さが軽ワゴンの大きさでスライドドアを希望されているなど、ニーズが高いことがわかりました。

 そうしたなかで、ワゴンRの運転しやすいちょうどいいサイズと、使いやすく広い室内空間、毎日使って便利で安心の装備、自分らしさを多様に表現できるいままでになく魅力的なデザインを兼ね備え、これからの時代に向けた自分らしさを表現できる、パーソナルスライドワゴンを目指して開発したのがワゴンRスマイルです。

 また、スズキはカーボンニュートラルに向けた取り組みのなかで、小さいクルマ、軽自動車ですべきことを考え、お客さまにお求めやすい価格と低燃費とを両立させることに取り組みました」

 このように、これまでスーパーハイトワゴンとハイトワゴンに分かれていた軽自動車市場ですが、全高1700mm以下×スライドドアの組み合わせを持つワゴンRスマイルは、ダイハツ「ムーヴキャンバス」と競合する車種になると予想されます。

 また、ワゴンRスマイルの販売台数が「ワゴンRシリーズ」としてカウントされることで、シリーズ全体の販売台数が伸びることも期待されます。軽自動車市場でもっとも販売台数の多いN-BOXシリーズから王者を奪還出来るのかが、今後注目されます。

※ ※ ※
 
●スズキ新型「ワゴンRスマイル」(ワゴンR比)

・全長:3395mm(+0mm)
・全幅:1475mm(+0mm)
・全高:1695mm(+45mm)
・ホイールベース:2460mm(+0mm)
・最小回転半径:4.4m(+0m)
・エンジン:660ccガソリン車/マイルドハイブリッド車
・2WD/4WD
・変速機:CVT
・WLTCモード燃費:22.5km/Lから25.1km/L
・グレード:「G」「HYBRID S」「HYBRID X」
・車両価格(消費税込):129万6900円から171万6000円

こんな記事も読まれています

「運転手泣かせのバス停」そんな“バスベイ”は埋めてしまえ!? 広島ど真ん中の国道で“あえて廃止”した結果
「運転手泣かせのバス停」そんな“バスベイ”は埋めてしまえ!? 広島ど真ん中の国道で“あえて廃止”した結果
乗りものニュース
トヨタのハイブリッドミニバン『イノーバハイクロス』、発売2年で10万台販売
トヨタのハイブリッドミニバン『イノーバハイクロス』、発売2年で10万台販売
レスポンス
日産が、「第25回全国車椅子マラソンin横須賀 日産カップ追浜チャンピオンシップ2024」を開催
日産が、「第25回全国車椅子マラソンin横須賀 日産カップ追浜チャンピオンシップ2024」を開催
Believe Japan
ダートフリークの MIGRATRAIL シリーズより「VANLIFE MULTI HOOK/バンライフマルチフック」登場!
ダートフリークの MIGRATRAIL シリーズより「VANLIFE MULTI HOOK/バンライフマルチフック」登場!
バイクブロス
日産が「“次期型”コンパクトSUV!?」公開! 斬新「カクカク」デザインが超カッコイイ! 新型「ジューク」示唆する「ハイパーパンク」銀座で実車展示
日産が「“次期型”コンパクトSUV!?」公開! 斬新「カクカク」デザインが超カッコイイ! 新型「ジューク」示唆する「ハイパーパンク」銀座で実車展示
くるまのニュース
来季はホンダ!レーシングライダーの石塚健が2025年シーズンの活動体制を発表
来季はホンダ!レーシングライダーの石塚健が2025年シーズンの活動体制を発表
バイクのニュース
ベストカー三人衆ついに仲間割れ!? 直也さん、[ランクル250]じゃなく300を選んだのはなぜですか!!
ベストカー三人衆ついに仲間割れ!? 直也さん、[ランクル250]じゃなく300を選んだのはなぜですか!!
ベストカーWeb
95連泊で日本1周した車中泊女子が極意を語る(2) 車中泊をするならこんなクルマがいい! 黒木美珠×石田貴臣【動画】
95連泊で日本1周した車中泊女子が極意を語る(2) 車中泊をするならこんなクルマがいい! 黒木美珠×石田貴臣【動画】
WEB CARTOP
700馬力超のV12エンジン搭載!? いすゞの「斬新スーパーカー」がスゴすぎる! 5速MT×ミッドシップの「コモ」どんなモデル?
700馬力超のV12エンジン搭載!? いすゞの「斬新スーパーカー」がスゴすぎる! 5速MT×ミッドシップの「コモ」どんなモデル?
くるまのニュース
レース1周目にいきなり無線トラブル……ストロール「コミュニケーションがまったく取れなかった」ピットストップ失敗で15位
レース1周目にいきなり無線トラブル……ストロール「コミュニケーションがまったく取れなかった」ピットストップ失敗で15位
motorsport.com 日本版
ルーメン・カンデラ・ルクス……って聞いたことあるけどなんだっけ? クルマのヘッドライトバルブを選ぶなら知っておくべき4つの単位
ルーメン・カンデラ・ルクス……って聞いたことあるけどなんだっけ? クルマのヘッドライトバルブを選ぶなら知っておくべき4つの単位
WEB CARTOP
「頼むから日本でも売って」 北米で進化したスバル「クロストレック ウィルダネス」は“迫力のルックスと抜群の機能性”が話題のコンパクトSUV
「頼むから日本でも売って」 北米で進化したスバル「クロストレック ウィルダネス」は“迫力のルックスと抜群の機能性”が話題のコンパクトSUV
VAGUE
またもやホイール色に衝撃! 新型『MT-07』の斬新カラーをヤマハデザイナーが紐解く
またもやホイール色に衝撃! 新型『MT-07』の斬新カラーをヤマハデザイナーが紐解く
レスポンス
マルケスが復活できたのは“良い意味でMoto2チームっぽい”グレシーニだったから?「ここでは最終的な決断を下す人と直接話せる」
マルケスが復活できたのは“良い意味でMoto2チームっぽい”グレシーニだったから?「ここでは最終的な決断を下す人と直接話せる」
motorsport.com 日本版
キャデラック、2026年のF1参戦を発表!10年でフルワークスチームへの成長を目指す
キャデラック、2026年のF1参戦を発表!10年でフルワークスチームへの成長を目指す
LE VOLANT CARSMEET WEB
500万円前後!? ホンダ新型「プレリュード」もうすぐ登場? 反響多数の「2ドアクーペ」復活!? 海外では目撃情報も! 販売店に寄せられる期待とは
500万円前後!? ホンダ新型「プレリュード」もうすぐ登場? 反響多数の「2ドアクーペ」復活!? 海外では目撃情報も! 販売店に寄せられる期待とは
くるまのニュース
レッドブル、フェルスタッペンがF1タイトル獲得も2025年マシンに“自信ナシ”?「シーズンを通した戦いになる」
レッドブル、フェルスタッペンがF1タイトル獲得も2025年マシンに“自信ナシ”?「シーズンを通した戦いになる」
motorsport.com 日本版
メンツ強すぎだろぉ!!!!! 絶対王者ロバンペラが復帰&勝田も継続参戦 トヨタが最強の布陣で王者奪還だ!!!!!!!!!!!!
メンツ強すぎだろぉ!!!!! 絶対王者ロバンペラが復帰&勝田も継続参戦 トヨタが最強の布陣で王者奪還だ!!!!!!!!!!!!
ベストカーWeb

みんなのコメント

8件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

135.2147.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.4236.0万円

中古車を検索
ワゴンRスマイルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

135.2147.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.4236.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村