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来季からインディカーに導入予定のエアロスクリーン、シーズン終了直後からテスト

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来季からインディカーに導入予定のエアロスクリーン、シーズン終了直後からテスト

 インディカーシリーズは、2020年シーズンから導入予定のエアロスクリーンのテストを担当するドライバーを選択した。

 2020年シーズンから、インディカーシリーズにはコクピット保護デバイスとしてエアロスクリーンが導入されることになっている。

■2020年投入予定のエアロスクリーンが、マシンのセッティングに影響を及ぼす?

 これが決定されたのは、今年の5月。その後、エアロスクリーンがマシンに実際に取り付けられるのはいつになるのか、そしてコースを走るのいつになるのか……様々な憶測が流れていた。

 このエアロスクリーンを開発するのは、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズである。しかし同社は、F1マシンの開発が禁止されるF1のサマーブレイク期間の影響を受け、エアロスクリーンの開発も1ヵ月ほど遅れることになった。

 また一部のエンジニアとドライバーは、エアロスクリーンが搭載されることによって重量配分が変わり、ハンドリング特性にどのような影響が及ぶのかについて、そしてファイアストンタイヤに対する要求について、マシンの根本的な変更が必要になる可能性があると示唆した。これにはサスペンションのAアームやフロントタイヤの幅が含まれる可能性がある。

 ただ、テキサス・モータースピードウェイでチーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンとレイホール・レターマン・ラニガンのグラハム・レイホールが、増加する重量をシミュレートし、重量配分を修正したマシンをテスト。その結果、インディカー・シリーズの代表であるジェイ・フライと、ファイアストンタイヤの供給を担当するブリヂストン・アメリカズのカラ・アダムスは、これらの懸念を軽視している。

 結局エアロスクリーンのテストは、2019年の最終戦から10日後に行われる予定になっている。このテストは、チップ・ガナッシのスコット・ディクソンと、ペンスキーのウィル・パワーが担当。テストの舞台は、インディアナポリス・モーター・スピードウェイになる。

 その5日後、バーバー・モータースポーツ・パークでは、ロードコースでの反応を確認するテストが実施され、ペンスキーのシモン・パジェノーとアンドレッティ・オートスポートのライアン・ハンター-レイが走行する予定だ。

 またその後にはリッチモンド・レースウェイでもテストが行われ、再びディクソンがドライブ。ペンスキーのニューガーデンも、走行を担当することになると思われる。リッチモンドは来年、2009年以来初めてインディカーのスケジュールに戻ることになる。

 フライ代表は今月の初めに、motorsport.comに対して次のように語った。

「クリスマスまでに、全てのチームが少なくともひとつはエアロスクリーンを手にできるようにするつもりだ。しかし実際には、全てのエントリーごとにひとつを渡すことができることを望んでいる。オフシーズンのテストは調整するが、1月にはより多くを準備できるだろう」

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