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機能を重視し「自社ロゴ」までもパーツ化!? アライ最新フルフェイスヘルメットの工夫が凄かった

掲載 更新 12
機能を重視し「自社ロゴ」までもパーツ化!? アライ最新フルフェイスヘルメットの工夫が凄かった

アストラルXの後継進化モデルとしてアストロGXが登場

昨今一部のクルマではエンブレムにカメラや車間距離を計測するレーダーなどが埋め込まれているものもありますが……様々な商品に描かれる社名・ブランド名・製品名のロゴは基本的に「装飾品」と言えると思います。
しかし、アライヘルメットが4月に発売するツーリングライダー向け最高峰フルフェイスヘルメット「アストロGX」のロゴが凄いことになっているんです。

【画像21点】グラフィックモデルも早速スタンバイ!アストロGXの全カラーを紹介

アストロGXは、ツーリングユーザーから愛されてきたアストラルXの後継的位置づけで、脱ぎかぶりが楽であること、長時間かぶり続けても疲れにくいなど、よりツーリング時の使い勝手や快適性が高められています。

アストロGX「強化されたベンチレーション機能の秘密」

大幅に改良されたベンチレーション機能も注目ポイントのひとつなのですが……額の位置にある「Arai」ロゴをよ~く見てみてください。
高い安全性と快適性を両立するため、ロゴの部分が「フロントロゴダクト」と名付けられたベンチレーションシステムになっていてるんです!
このパーツの下部には導風口があり、内部のふたつの穴からシェル内にフレッシュエアーが送り込まれるという仕組み。
また「フロントロゴダクト」は衝撃が加わった際には脱落するよう、アライヘルメットらしい安全性重視の構造となっています。

開閉操作はロゴの上端にあるレバーで行いますが、編集部に届いたサンプルを触ってみたところ、グローブをしたままの操作感も良好。また「フロントロゴダクト」自体が盛り上がったパーツとなっているので、「フロントロゴダクト」を触って→直感的にレバーを指で探しやすいという印象もありました。

また口元にあたる部分には、大きな開口部で大量のエアーを取り入れることができるマウスシャッターもあります。
開閉はスライド式で、こちらもグローブをしたままの操作感は良好です。

アストロGXはスポイラーを標準装備

ベンチレーションに続く注目点……というか、見た目にも存在感があるのが後頭部に装備されたリヤスポイラー。
レースでも使われている最高峰スポーツフルフェイスヘルメット「RX-7X」のオプションパーツ「レーシングスポイラー」のような大型リヤスポイラーが、アストロGXには最初から装着されているのです。

ただし、「GTスポイラー」という名がこのパーツに与えられているように、ツーリングヘルメットとしての機能を重視した作りになっています。疲労軽減のための整流を考えられた形状で、内側には開閉可能なシャッターがありベンチレーションの排出口としても機能。

アストロGXはベーシックな機能&インカム対応も抜かりなし

ロゴをパーツ化した驚きのベンチレーションや、レーシングモデルのようなスポイラー以外にも、アストロGXはツーリングユースを意識したベーシックな機能も入念にアップデートされています。

着脱をしやすくするためアゴ周りを広げられているのですが、この形状変更はかぶり続けたときの閉塞感や息苦しさからの解放にも効きそうです。

さらに、内装には今どきのツーリングスタイルを意識した工夫が。
最高峰スポーツフルフェイス「RX7-X」同様、内装は表面を弱酸性にコントロールすることで防臭効果が得られる「エコピュアー」生地を採用……するだけでなく、ネックパッドにはインカム装着時に余分なケーブルをまとめておけるポケットが設けられているのです。
走行中に仲間と会話するだけではなく、ナビ音声を聞いたり音楽を楽しんだりするインカムは昨今ツーリングライダーの定番アイテム。嬉しい配慮です。

またインカム装着を想定してシェル形状にも工夫が。下部がフラットに仕上げられているのでインカム機器をしっかり密着でき、走行中の振動などでズレにくくなっています。

もちろん安全性は一番重視の「機能」

しかし、ヘルメットの一番大事な機能は安全。
ツーリングに特化したモデルだからといって、妥協されている点はありません。
「衝撃をフォルムでかわし、一体成形型で最適硬度のライナーで受け止める」……というアライならではの安全に対する思想は「アストロGX」も当然。
シェルは強度に優れたスーパーファイバーベルト(通常のグラスファイバーに桑部30%高い強度があるが、6倍のコストがかかる特別なガラス繊維)を使用し、強靭さと軽量化を両立した「PB-cLc2帽体」を採用。クラックを成長させない構造となっています。

アライヘルメットが追求し続ける「機能としての安全性」に快適性が融合したアストロGXですが、走行中の疲労が少なければライダーの体力・集中力が削がれることもなく、より安全なツーリングが可能──そういった意味でも、アストロGXは安全にツーリングを楽しむフルフェイスヘルメットとして「最適解」とも言えるモデルです。

アストロGXのカラーバリエーションは全13種

4月下旬に発売される「ソリッド」(単色)カラーが全5種で5万7200円。「フェイス」(3種)、「ロック」(2種)、「チェッカー」(3種)という3パターンのグラフィックモデルは順次発売となり6万6000円というラインアップでスタートします。

■アストロGXソリッドシリーズ(5万7200円)
ソリッドはモノトーン系カラーでまとめられていて全5種。それだけに、同系カラーでつやあり、つや消しのラインアップも充実しているのが特徴です。
GTスポイラーはシェル本体と同色となります。

■アストロGXロックシリーズ(6万6000円)
ロックは全2種のラインアップで、デザインは「MAX DESIGN」の作。勢いがあるラインとド派手な配色が特徴ですが、どことなくポップな印象もあります!
また、ロックはGTスポイラーが半透明状のカラーとなります。

■アストロGXチェッカーシリーズ(6万6000円)
チェッカーは全3種のラインアップ。ヘルメット下端、アゴの部分に「Drudi Perfomance」(ドゥルディ・パフォーマンス)の文字が入りますが、これはイタリアのアルド・ドゥルディ氏のデザインによるものを示しています。
ドゥルディ氏はケビン・シュワンツ選手、バレンティーノ・ロッシ選手、マルク・マルケス選手などのヘルメットデザインを手掛けており、レーシーなイメージ満点の仕上がりとなっています。

アストロGXフェイスシリーズ(6万6000円)
チェッカー同様にフェイスもアルド・ドゥルディ氏によるデザインで、全3種のラインアップ。大胆な幾何学的模様が特徴ですが、フェイスもどことなくレーシーな雰囲気があります。
ブルーとレッドのGTスポイラーは半透明状のカラーとなります。

まとめ●モーサイ編集部・上野 写真●アライヘルメット

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みんなのコメント

12件
  • その昔アライは「前頭部にベンチレーションの穴を開けるのは危険」と言っていた気がする・・・ 
  • アストラルX使ってるけど
    これ欲しいとは思わんなー
    実物は良い感じなのかねー?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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