空油冷349cc単気筒搭載、その名は“流星”だ!
インドのロイヤルエンフィールドは、ブランニューモデルとなる「METEOR 350(メテオ350)」を発表した。空油冷の349cc単気筒エンジンを搭載したネオクラシックモデルで、3グレード構成のベース仕様の価格はなんと約21万円からとなっている。
ロイヤルエンフィールドの新たなディストリビューターが決定、ラインナップは5機種
イージークルーザー「METEOR 350」がインド本国で発表された
デビュー間近と思われるホンダ「ハイネスCB350」に強力なライバルが現れた! 現存する世界最古級のモーターサイクルメーカー、ロイヤルエンフィールドがインド本国で「METEOR 350」を発表したのだ。
スペックや価格も発表されており、ロングストロークを謳う空油冷349cc単気筒エンジン(ボア×ストロークは未発表)や15万ルピーからという現地価格(日本円換算で約21万円~)は、彼らにとっての黒船であるハイネスCB350(19万ルピー=約26万8000円)を迎え撃つのに十分な説得力だ。
メテオ350のコンセプトは、一貫して「イージーさ」を謳う。特徴的なロングストロークのSOHC単気筒エンジンはスムーズで扱いやすいパワーと十分なボトムエンドトルクを生み出し、燃料噴射システム(FI)は始動時から安定したパワーデリバリーと全回転域での扱いやすいパフォーマンスを実現。新しいエンジンであっても、ロイヤルエンフィールドらしい鼓動感も健在だという。
ホイールベースは1400mmとされ、1441mmのハイネスCB350よりも短め。シート高は765mm(ハイネスCB350は800mm)で、こちらもイージーなライディングを約束する。前後ディスクブレーキにはデュアルチャンネルABSが組み合わされ、緊急制動時にも剛性の高いダブルクレードルフレームがしっかりと車体を支える。フロントフォークはφ41mmの正立タイプでストロークは130mm。リヤショックはツインで装着され、6段階のプリロード調整機構を持つ。
また、ロイヤルエンフィールドとしては初めて「Tripper」と名付けられたナビゲーションシステムを搭載。これはロイヤルエンフィールドのアプリでGoogleマップをベースとしたものだ。もちろんUSB充電ポートも装備する。
メテオ350は3つのグレードで構成される。ベーシックなファイアーボール(FIREBALL=火球)、ツートーンカラーのステラ(STELLAR=星)、そして最上級のスーパーノヴァ(SUPERNOVA=超新星)だ。グレード別の装備の違いなどは追って詳細が発表されるだろう。
価格はファイアーボール黄が17万ルピー(約23万7000円)、赤は15万ルピー(約20万9000円)、ステラは黒、赤、青とも17万ルピー、スーパーノヴァは茶が17万ルピー、青は27万ルピー(約37万7000円)となっている。
―― ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]STELLAR
―― ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]STELLAR
ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]
【ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]】主要諸元■全長/全幅/全高未発表 軸距1400 シート高765(各mm) 車重未発表■空冷4ストローク単気筒SOHC 349cc 20.2bhp/6100rpm 2.75kg-m/4000rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■ブレーキF=φ300mmディスク+2ポットキャリパー R=φ270mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=100/90-19 R=140/70-17 ●価格:15万ルピー~ ●発売時期:未発表
―― ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]FIREBALL
―― ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]FIREBALL
―― ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]STELLAR
―― ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]STELLAR
―― ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]STELLAR
―― ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]SUPERNOVA
―― ROYAL ENFIELD METEOR 350[2021 model]SUPERNOVA
ハイネスCB350にも新情報!
さて、海外発表されただけのモデルでありながら日本でも大注目となっているホンダ「ハイネスCB350(H’ness CB350)」だが、こちらも新情報が入ってきた。まず、日本国内で発売されるのは2021年春でほぼ当確となり、日本における価格は以前の記事で予想した60万円よりも大幅に安くなる可能性があるという。さらに、車名も「ハイネスCB350」ではなくなるかもしれない……というのだ。また、本誌12月号でスクープしている通り、スクランブラーやカフェレーサーといったバリエーションモデルも期待できそうだ。早くそのロングストローク単気筒のフィーリングを味わいたいぞ!
―― HONDA H’ness CB350[2021 model]DLX Pro
【HONDA H’ness CB350[2021 model]】主要諸元■全長2163 全幅800 全高1107 軸距1441 最低地上高166 シート高800(各mm) 車重181kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC 348.36cc ボア×ストローク70mm×90.5mm 圧縮比9.5 21ps/5500rpm 3.06kg-m/3000rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■キャスター27°05′/トレール120mm ブレーキF=φ310mmディスク+2ポットキャリパー R=φ240mmディスク+キャリパー不明 タイヤサイズF=100/90-19 R=130/70-18 ●インド現地価格:19万ルピー(換算約27万3000円)~ ●色:DLX=赤、緑、黒/DLX Pro=黒×灰、青×白、黒×銀 ※諸元と価格は全てインド仕様
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