2020年もWシリーズに参戦を予定している小山美姫。シリーズチャンピオンを勝ち取るべく、今年はヨーロッパに活動拠点を移し、同シリーズに専念できる環境を整えていくことを明かした。
昨年から始まった女性ドライバーだけのフォーミュラカーカテゴリー『Wシリーズ』に日本人としてただひとり参戦した小山。第3戦ミサノでは4位入賞を記録したが、表彰台には手が届かずランキング7位でシーズンを終えた。
■Wシリーズの2020年参戦ドライバー、18名が決定。小山美姫もラインアップ
2020年のWシリーズ参戦が決定している小山に、今年の目標について訊いた。
「私は、年明けにいつも習字を書いています。そこで……今年は『前』と書きました」
「いろんな意味で、(前に)進みたいし、前を向いていたい……。そういう想いを込めて、この言葉を選びました」
そう語った小山。2020シーズンはヨーロッパに拠点を移してWシリーズのレースに専念をするという。その中で周りに“流される”のではなく、自らが“流れを作る”立場になっていきたいと語った。
「新しい環境での1年になりますが、その環境もクルマも全部自分のものにしたいなと思っています。流れに身をまかせるだけではダメで、(自分から)流れを作って自分のものにする。クルマも自分のものにしてコントロールしていくようにしたいです」
「強烈なのがきたら、(自分も)さらに強烈にならなきゃいけないし、最強なのがきたら、さらに最強にならなきゃいけません。(周りに)引っ張られていてはダメです。(自分から)引っ張っていかないといけないなと思っています」
また小山は、2020シーズンを戦っていく上で“メンタル面”のコンディション調整を意識したいと語った。
「昨年すごく学んだことは、物事の先を組み立てるのも大事ですけど、その先を行動していく自分のメンタルも作っていくことも大事だなと思いました。やっぱり昨年は自分の行動予定に加えて、その時の自分のメンタルのことをちゃんと考えられていませんでしたね」
「今までは常に全力で気合いと根性でやってきましたが、それで成り立たないものもあります。そういうメンタル面をちゃんと考えられるようにしていきたいです」
2019年はWシリーズ参戦の切符を手にしたものの、FIA-F4日本選手権をはじめ日本でのレース活動などもあり、過密スケジュールでのWシリーズ参戦となった。その結果、本人のやる気はあるものの、万全のコンディションでレースに臨める状態でなかったこともあり、満足いく成績を収めることができなかった。
特にWシリーズで勝ち抜いていくために、メンタル面の調整を行なうことの重要性を、このシーズンオフで再認識したという。
「結局は、そういうメンタル面ですよね。あの時(昨年)、何が問題かということに気づけていなかったことが一番の問題でしたが、改めてシーズンが終わって普通の日常に戻った時に、向こうに行っている時よりは余裕が出てきたんですけど、その時に初めて『自分って余裕がなかったんだな』と気づくことができました」
「強い戦いになればなるほどメンタルは大事だなと思いましたし、どれだけ実力があっても、緊張してそれを生かすことができなかったら終わりです。逆にいうと実力がなくても一発が強ければ前に行ける可能性もあるかもしれません。そういうのも含めて、強く前に進んでいきたいなと思います」
改めて、2020シーズンのWシリーズでの目標を訊くと、小山は力強くこう答えた。
「チャンピオン獲りたいですね。もう、そこしか見ていないです」
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