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マクラーレンF1、2021年からPUをスイッチ。マクラーレン・メルセデスが復活へ

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マクラーレンF1、2021年からPUをスイッチ。マクラーレン・メルセデスが復活へ

 マクラーレンは、2021年からメルセデス製パワーユニット(PU)の供給を受ける契約を結んだことを公式発表した。契約期間は、少なくとも2024年までとされている。

 マクラーレンは1995年から、ホンダがF1に復帰した2015年にホンダPUにスイッチするまで、メルセデスからパワートレインの供給を受けていた。この間、ドライバーズチャンピオン3度獲得するなど、大きな成功を収めた。

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 ホンダとの提携を解消したマクラーレンは、2018年からルノーPUの供給を受けているが、新しいカスタマーチームが見つからない場合、2021年にはルノーPUを使用するチームがワークスチームのみとなる。

 ルノーは契約更新に伴う議論の際、マクラーレンと緊密に協力することを強く望み、レギュレーションに抵触しない範囲で部品の共同開発を行ってコストを削減することも検討していたようだ。

 しかしマクラーレンは単純なPU供給契約を望んだ。今季のマクラーレンとルノーが、コンストラクターズランキン4位を争う立場であるということも、その一因だろう。

 これにより、メルセデスはマノーレーシングにPUを供給していた2016年シーズン以来初めて、4チームにPUを供給することになる。

 マクラーレンのザク・ブラウンCEOは「今回の合意は、F1で再び成功するための、長期的な計画における重要なステップだ」と述べた。

「メルセデスは、チームとしてもPUとしてもベンチマークであり、我々の”旅”の次の段階で、彼らとの関係を確保しようとするのは当然だ」

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、次のように語った。

「ふたつのブランドは一流の歴史を共有しているが、この新しい契約は未来に目を向け、今後数年間のPU供給という新しい時代を迎えるというものだ」

「ルノーPUを搭載するマクラーレンは、今季の印象的なパフォーマンスを含め、建て直しに向けて着々と進歩している」

「新しい長期契約が、我々のワークスチームを含めたトップチームとの争いを望むマクラーレンにとって、新たなマイルストーンになることを願っている」

 一方、ルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、唯一のカスタマーチームを失ったことについて、開発に影響はないと強調した。

「マクラーレンとのパートナーシップが始まってから、彼らはコンストラクターズランキングで9位から4番手までポジションを上げた」

「従って、非常に成功した関係だったと考えることができる。しかし、2020年末に終了する契約の今後について考えた時に、ルノーとマクラーレンは将来に対して異なる野望を持っていることが明らかだった」

「過去数週間に渡って、この決定の様々な要素が慎重に評価されてきた。2021年はすべてのチームにとって重要なシーズンとなる。今後は、ライバルの強みと野心を正確かつ明確に把握することが重要だ」

「この決定は、トップチームに戻るということを目標を持つワークスチームのビジョンに沿ったものだ。ルノーの長い歴史で常にそうだったように、来年のマクラーレンとの取り組みは敬意を持って続ける」

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