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シトロエン次期型C4 先鋭的スクエアボディに? 質素で安価なEVとして2027年頃導入か

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シトロエン次期型C4 先鋭的スクエアボディに? 質素で安価なEVとして2027年頃導入か

手頃な価格帯を目指す次世代モデル

次期型のシトロエンC4は、2022年公開のコンセプトカー「Oli」から影響を受けた先鋭的なデザインを採用し、手頃な価格と実用性を優先しながら抜本的に生まれ変わる見込みだ。

【画像】シトロエンC4が大胆チェンジ!【改良新型プロトタイプとOliコンセプトを写真で見る】 全21枚

現行型C4は今年末にマイナーチェンジを予定しており、その後2026~2027年頃にフルモデルチェンジするようだ。

シトロエンのデザイン責任者であるピエール・ルクレール氏はAUTOCARの取材に対し、「Oliに非常によく似たクルマを投入します。極めて例外的なものになるでしょう」と語った。

「Oliコンセプトを開発したとき、(市場に)出したくないアイデアなど1つもありませんでした」

同時に、Oliにおける一部の要素が「良いアイデアではない」ことをルクレール氏は認めた。具体的なことについては言及しなかったが、市販化に向けて非現実的な部分があったことを示唆している。

ルクレール氏は「Oli、そしてこれから市販されるクルマが意図しているのは、機能性、革新性、そして価格……すべての人のためのモビリティであるということです」とした。

シトロエンの製品責任者であるローレンス・ハンセン氏は、Oliコンセプトのアイデアがラインナップ全体へ反映されるのは2026年か2027年になる可能性があると話す。通常の製品開発サイクルは約5年だからだ。

フルモデルチェンジを前に、C4の改良新型は10月のパリ・モーターショーで披露される予定で、Oliからインスピレーションを得た角張ったバンパーやライトシグネチャーが採用されると見られている。パワートレインなどは大きく変わらないだろう。

一方、次期型C4ではコストと実用性を重視していることから、シトロエンの親会社であるステランティスのスマートカー(Smart Car)・プラットフォームが採用される可能性が高い。

このプラットフォームはシトロエンC3、フィアット・グランデ・パンダ、オペル・フロンテラから順次市販導入される。

シトロエンのティエリー・コスカスCEOは同プラットフォームの柔軟性を高く評価し、「スマートカー・プラットフォームを使った開発はまだ終わっていません。これをベースとしたクルマはさらに増えるでしょう」と語った。

EVのコスト削減は実現できるか

以下、シトロエンCEOのティエリー・コスカス氏とのQ&A。

――ステランティスが(中国の格安EVメーカー)リープモーターを買収しました。これにより、シトロエンはC3以下のもっと手頃なクルマを作るようになるのでしょうか?

「技術面などで協力の機会は常にあります。しかし当面は、C3以下のクルマを作るプロジェクトも意図もありません」

――EVでも2万ユーロ(約350万円)が当たり前になろうとしています。1万5000ユーロ(約260万円)を達成するには?

「バッテリーのコストに関しては、まだブレークスルーが必要です。今日、2万ユーロ以下で航続距離200kmのEVを作ることができます。これは大きな進歩です。しかし、これを下回るにはバッテリーのコストを下げ続けなければなりません。モーターや装備を工夫することは当然できますが、バッテリーは総車両コストの40%を占めるなど、非常に大きい。ここはまだ進歩していくでしょう」

――バッテリー技術のどのような発展が重要になるのでしょうか?

「リン酸鉄リチウム(LFP)はコストを大幅に下げることができる素晴らしい技術ですが、まだ進歩の余地があります。まだ産業化されていませんが、わたし達は固体電池技術も模索しています。研究開発中なのでコメントはできませんが、リチウム技術にしても、まだ進歩の余地があります」

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