今シーズンのWEC(世界耐久選手権)のLMP2クラスに、ハイクラス・レーシングの一員として参戦している山下健太。今週末のバーレーン8時間レース直後に同地で行なわれるWECのルーキードライバーテストでは、トヨタTS050 Hybridをドライブする予定だ。
このテストでは、トヨタのリザーブドライバーを務めるトーマス・ローラン、そして今季のFIA F2でチャンピオンに輝いたニック・デ・フリーズもTS050 Hybridを走らせることになっているが、トヨタはこのテストでそれぞれのドライバーのパフォーマンスを見極め、来季のドライバーとして起用するに足る存在であるかどうかを検討するつもりのようだ。
■諦めかけていた“世界への挑戦”……山下健太「WECで何としても結果残す」
特に山下は、2019年のスーパーGTでのパフォーマンスなどから、トヨタ内部でも評価が高いと言われている。もし今回のテストで好パフォーマンスを発揮できれば、2020-2021年のLMハイパーカークラス初年度で、中嶋一貴、小林可夢偉と共に、同クラスで走る3人目の日本人ドライバーということになるかもしれない。
もし山下など今回走らせる若手を正ドライバーとして起用することになった場合、トヨタは現在の6人のラインアップを調整する必要に迫られることになるだろう。
ただ、山下にとって最大のネックとなりそうなのが、その限られた英会話のスキルだということになるだろう。トヨタはドライバーを選択するにあたって、英語能力の”優先度が高い”ことを認めている。
山下自身も、英語が得意でないことをこれまでにも認めており、ハイクラス・レーシングでもその状況と”闘って”いるという。
「僕の英語能力は、チーム(ハイクラス・レーシング)と正しくコミュニケーションを取るには、十分ではありませんでした。そしてとても苦労しました」
山下はそうmotorsport.comに対して語っている。
「エンジニアに対して、自分が要求したいことを説明する時にも、適切な言葉が見つからないことがありました。そして彼らが早口で喋ると、それを理解するのにも苦労しました。だから英語を習得するのは、将来に向けての重要な目標です」
「LMP1のマシンをドライブすることについては自信があります。でも、さっきも言ったように、エンジニアと英語でコミュニケーションを取ることができるかどうか、それは心配な部分です」
「チームは僕のパフォーマンスを判断しますから、少なくとも僕のスピードは見せたいと思っています。そしてチームが良い選択をしてくれるよう、最善を尽くすつもりです」
なお山下は、2019年シーズンのスーパーGTを#6 WAKO'S 4CR LC500の一員として戦い、GT500クラスのチャンピオンに輝いた。しかし同チーム(チーム・ルマン)は来季GT500には参戦しないと言われている。
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