2月13日から、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで、例年恒例となっているミシュラン主催のスーパーGTウインターシーズンテストがスタートする。GT500クラスは10台、GT300クラスは3台がセパンに運び込まれた。
例年スーパーGTでは温暖な気候の中でのテストを行うべく、12月、そして2月にセパンでミシュラン主催のメーカーテストが行われる。12月に行われたテストで使った車両をそのまま2月のテストに継続して使用するマシンがほとんどだが、日本から空輸で運ばれたマシン1台も加え、合計10台が参加する。
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チャンピオン防衛を目指すホンダは、開発車両の99号車、そしてTEAM MUGENの16号車、ダンロップを履くModulo Nakajima Racingの64号車に加え、岡山国際サーキットでのテストから空輸されたAUTOBACS RACING TEAM AGURIの8号車という4台のNSX-GTがテストに参加する。
一方レクサスは3台のLC500が参加。開発車両の093号車、そしてLEXUS TEAM au TOM'Sの36号車のカラーリングをまとってはいるものの、カーナンバーが『094』となっている車両、そしてLEXUS TEAM WedsSport BANDOHの19号車が参加する。
また体制発表を行ったばかりのニッサンは、開発車両の023号車、TEAM IMPULの12号車、KONDO RACINGの24号車という3台が参加。GT500マシンは3メーカーで合計10台が顔を揃えることになった。
GT300クラスのマシンは3台。Modulo Drago CORSEの34号車ホンダNSX GT3がセパンサーキットに運び込まれたが、現在ピットではエボリューションキットが到着し、換装作業が行われている。また、aprのトヨタ・プリウスPHV GRスポーツは、30号車がテストに参加。新しいFRとなったプリウスGTはすでに富士でシェイクダウンされたが、プリウスPHV GRスポーツのボディをまとっての走行は今回が初めてだ。
そしてもう1台、arto-Panther Team ThailandのレクサスRC F GT3の35号車がテストに参加するが、こちらは興味深いドライバーが参加する。2018年に参戦したナタウッド・ジャルーンスルカワッタナとナタポン・ホートンカムに加え、2018年にARTA BMW M6 GT3をドライブしていたショーン・ウォーキンショーと、F1でHRTはケータハムのテストドライバーを務め、WTCCではシトロエンのワークスとして活躍した中国人ドライバー、マ・キンファがドライブするという。今回はオーディションの意味合いがあるようだ。
GT500ドライバーたちは、11日からマレーシア入りしているドライバーもいるものの、多くはこれからセパン入りし酷暑のなかのテストに備える。今季は走行初日となる13日の午前が二輪Moto2のテストのため使用できず、午後から走行開始となる。その分2日目以降の走行時間が長くなり、チームにとってもドライバーにとっても長い時間走り込めるテストとなりそうだ。
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