世界3大デザイン賞のひとつに数えられるドイツのプロダクトデザイン賞“レッド・ドット・アワード”の授賞式が6月8日、ドイツ・エッセンで行われるが、この場においてフェラーリがふたつの栄誉あるアワードを受賞することが明らかにされた。
イタリアの老舗メーカーが手にするのは、2018年9月にワールドプレミアされた限定モデル『フェラーリ・モンツァSP1』に対してのベスト・オブ・ザ・ベスト賞。もうひとつは、フラビオ・マンゾニが率いるフェラーリ・デザインチームに贈られるデザインチーム・オブ・ザ・イヤーだ。
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フェラーリは2015年以降、5年間の間にレッド・ドット・アワード内のプロダクト・デザインにおいて、計14の賞を獲得している。そのうち、同アワードの最高賞であるベスト・オブ・ザ・ベストにおいては、『FXX-K』『488』『GTB』『J50』『ポルトフィーノ』が5年連続で受賞。2019年はこれらのモデルに続き、モンツァSP1が革新的で美しさの際立つデザインを評価されて、同賞を受賞する運びとなった。
また、授賞式ではマンゾーニと彼のデザインチームも“ラディアス”チェレジ・カップが与えられ、デザインチーム・オブ・ザ・イヤーを受賞したことが正式に告げられる。
フェラーリ・デザインチームの受賞を称えるにあたり、レッド・ドット・アワードの創設者であり、CEOのピーター・ゼック教授は「フェラーリは、ラグジュアリー・スポーツカーを欲しいと思わせる方法を、他のどの企業よりも理解している。デザイナーは、最先端の技術と感性に訴えるフォルムを用いて、比類のないドライビング体験とブランド体験を創出している」と受賞理由を説明。
さらに、フェラーリでデザイン部門のシニア・バイスプレジデントを務めるフラビオ・マンゾーニは、「こうした栄誉ある賞を授かることは、フェラーリ・デザインチームのメンバー全員にとって、新たな創造に向けて邁進する刺激となって、私たちの仕事に対する情熱さらに高めてくれる」とコメントしている。
受賞式の4日後には、フェラーリがデザインする特別展示が、エッセンのレッド・ドット・デザイン・ ミュージアムで開催される予定だ。
なお、会場ではデザイン・オン・ステージ2019および、マイルストーン・イン・コンテンポラリー・デザイン2019と銘打たれた展示会も同時に開催される予定で、レッド・ドット・アワード:プロダクト・デザインで受賞したすべての製品にスポットライトが当てられるという。
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