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コンパクトなのにプレミアムなクリーンディーゼル搭載ワゴンは、今となっては貴重品!?【ちょいふるジョイフル物色中:MINI クーパーS/SD クラブマン】

掲載 更新 2
コンパクトなのにプレミアムなクリーンディーゼル搭載ワゴンは、今となっては貴重品!?【ちょいふるジョイフル物色中:MINI クーパーS/SD クラブマン】

クリーンディーゼル縛りでまたまた1台、お勧めしたい「ちょいふるジョイフル」を発見。国産ワゴンを下回る全長に、独特の上質感と遊び心を詰め込んだ「MINIクラブマン」は、今、改めて見ても貴重な魅力と才能を秘めたモデルと言えるでしょう。クラブマンとしてはいったんその歴史を閉じることになるようですが・・・ちなみに個人的には、2007年に登場した初代もまた、猛烈に気になるのでした。

そういえば「トラベラー」にも憧れました
SUV全盛の時代にあっても、MINIクラブマンの優れたデザイン性と高い機能性には、大いにそそられるものがあります。国産ワゴン系列よりもさらに全長が短い取り回しのしやすさに対して、英国紳士がこよなく愛する「シューティング・ブレーク」に由来する上質感は、まさにMINI独自の世界観を継ぐものです。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

その起源は、1969年に誕生した「Mini Clubman Estate」。もっとさかのぼると、モーリスミニ マイナーには「Traveler」なんていう可愛いやつもありました。最大の特徴と言えるリアのスプリット・ドアを継承しつつ2007年、BMWグループとしては初めてとなるMINI Clubmanが誕生したわけです。

今回、ちょいふるジョイフルがターゲットとしておススメしたいのは、2015年にデビューした第二世代のクラブマンです。2018年に大幅改良が施されました。伸びやかさを増したデザイン、より高い機能性、最大1250Lを確保したスペース性能など、本格的に使えるプレミアム・コンパクト・ワゴンとしての地位を確立しています。

そんな第二世代には、本国ではフルモデルチェンジ当初からクリーンディーゼル搭載モデルが設定されていました。日本向けには2016年4月16日から追加ラインナップとして導入が始まっています。10年落ちから始まる「ちょいふるジョイフル」にギリですが、当てはまるモデルとして注目したいと思います。

搭載されるクリーン・ディーゼル・エンジンは、2.0L直列4気筒のターボ。コモンレール・ダイレクト・インジェクション・システム、可変ジオメトリー・ターボチャージャー等の採用により、優れたレスポンスと低回転からの強力なトルク、低燃費を特徴としていました。

パワートレーンとしては、出力違いで2タイプから選ぶことができます。「MINI クーパーD クラブマン」は最高出力150PS(110kw)/4,000rpm、最大トルク330Nm/1,750Nmを発揮、8速オートマチック・トランスミッションとの組み合わせ等により、燃料消費率は22.0km/Lを達成しています。

もうひとつのクーパーSD クラブマンは最高出力190PS(140kw)/4,000rpm、最大トルク400Nm/1,750-2,500Nmの力持ち。やはり8速オートマチック・トランスミッションとの組み合わせ等により、燃料消費率は22.7km/Lを達成しました。

日本導入当初、2016年式の車両価格は、クーパーDが364万円、クーパーSDが404万円でした。2016年12月2日には、機能面での改良が施され、MINIナビゲーション・システムの操作に、画面を直接タッチして操作可能なタッチ・モニター方式が採用されています。

リコールあり、なので整備記録をしっかりチェック
2025年6月初旬時点での中古車市況を見ると、下は100万円を切るあたりから200万円台半ばまであり、100万円台半ばがコアな領域となっているようです。面白いのはクーパーD、クーパーSDには明確な価格差がないように見えるところでしょうか。

飛びぬけて走行距離が多い車両は少なく、3~5万kmほどで選択しやすくなっています。どちらかと言えば、レザーシートなどの装備の充実ぶりによって、価格が上乗せされているように思えますね。

MINIシリーズのオークション出品数はそうとうな数に上りますが、そのうちのクラブマンのD/SDグレードは比較的限られている印象があります。一方、評価点は「4」もしくは「4.5」と偏差値が高めで、クオリティに関してはある程度安心してチョイスすることができそうです。

この年代のクリーンディーゼルについては、アドブルーの交換状態、DPFのコンディションに加え、エンジン内部のスラッジ堆積などにも気をつけたいところ。加えて、BMW系のディーゼルユニットは、ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールについてリコール対象にもなっていました。https://www.mlit.go.jp/common/001262910.pdf

対策としては点検・整備の履歴がしっかりしている残っているかどうか、という基本をきちんと抑えておきたいところです。距離が伸びている車両については、クリーニングなども含めた点検と対策に使える予算もキープしておきましょう。

そんなあたりを留意しながら「ちょいふるジョイフル事業部」でも物色を進めていきますが・・・「間違って」初代を仕入れちゃったらごめんなさーいなのでした。

MINI クーパーSD クラブマン 車両諸元(欧州仕様)
●全長×全幅×全高=4253×1800×1441mm
●ホイールベース=2670mm
●車両重量=1405kg
●エンジン= 直4 ディーゼルターボ
●排気量=1995cc
●最高出力=190hp(140kW)/4000rpm
●最大トルク=400Nm/1750−2500rpm
●駆動方式=2WD
●トランスミッション=8速AT
●0→100km/h加速=7.4sec
●最高速度=225km/h

[ アルバム : ちょいふるジョイフル物色中:MINI クーパーS/SD クラブマン はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:Webモーターマガジン 神原 久(Webモーターマガジン編集部)
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みんなのコメント

2件
  • hir********
    近所に1台ありますが、物凄くやかましいですよ。
  • car********
    ディーゼルですね。エンジンの在庫処分ですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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