ザクセンリンクでMotoGP第11戦ドイツGPの決勝は、ドゥカティのマルク・マルケスが独走勝利を果たした。
ドイツGPは2日目が雨となり、決勝レースでも雨の可能性があった。ただ決勝日の天候は朝以降回復していき、予選・スプリントレースとは異なりドライコンディションでレーススタートを迎えた。
【MotoGPランキング一覧】マルク・マルケス、タイトル獲得に向けリード拡大
ただ遠方には黒い雲も見えており、チームはフラッグトゥフラッグ(バイク乗り換え)の準備もしながらレースに臨んだ。
予選でポールポジションを獲得したのはマルク・マルケス。2番手にヨハン・ザルコ(LCRホンダ)、3番手にマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が並んだ。なお今回、負傷者欠場のライダーもおり、決勝は18名での戦いとなった。
全30周と長丁場の決勝レースは、ポールシッターのマルク・マルケスが順当に先頭をキープしてスタート。2番手はベッツェッキとファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)が争い、4番手にはスタートでポジションを上げたアレックス・マルケス(グレシーニ)が続いた。
2周目のターン12でジャンアントニオがベッツェッキを攻略し、2番手に浮上。トップを走るマルク・マルケスとの差は約0.6秒というところだった。
ベッツェッキはアレックス・マルケスにもチャージをかけられ、その後ろにはペドロ・アコスタ(KTM)やザルコ、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が集団となって続いた。ただアコスタは4周目のターン2で転倒してしまい、上位争いから脱落した。
序盤5周が経過すると、トップのマルク・マルケスは2番手以下に対して1秒のリードを確保。ジャンアントニオを約0.6秒差で追いかけるベッツェッキは、後ろにアレックス・マルケスを変わらず引き連れている形だった。ただアレックス・マルケスは7周目にミスがあり、3番手のベッツェッキとの差が0.6秒ほどに拡大してしまった。
首位をひた走るマルク・マルケスは、一瞬ペースを落とすこともあったが、再び中盤にペースアップ。早めのスパートのような形でジャンアントニオとの差を2秒以上に広げていった。
また表彰台圏内3番手を走るベッツェッキは、2番手のジャンアントニオに少しずつ離されて1秒差が開いてしまったため、レース中盤はトップ3台に動きが乏しい時間帯となった。
ちょうどレースが折り返しとなる15周終了時点で、先頭のマルク・マルケスはジャンアントニオに3秒差をつけ、まさに独走態勢といった状況だ。
レース18周目、2番手を走っていたジャンアントニオがターン1でクラッシュ。またザルコも同じターン1で転倒し、連続でクラッシュが起きた。ジャンアントニオとしては、2位表彰台のチャンスを失う悔しい結果になってしまった。
そこから間もない21周目、ライバルの転倒により2番手に浮上していたベッツェッキもターン1で転倒。前戦オランダGPから連続表彰台とはならなかった。結果的に2番手にはアレックス・マルケス、3番手にはバニャイヤが浮上した。
この日のターン1は”魔のコーナー”と言えるような状況を呈しており、23周目には小椋藍(トラックハウス)が転倒。小椋は前方を走っていたジョアン・ミル(ホンダ)を巻き添えにしてしまった。さらにその直後には後方のロレンソ・サヴァドーリ(アプリリア)もターン1で転倒……ヒヤッとする瞬間だったが、クラッシュしたマシンが先述のふたりに当たることはなかった。なお小椋とミルの接触転倒については、審議がされたがお咎め無しとなっている。
サバイバルレースの様相を呈したドイツGP決勝だが、先頭を走るマルク・マルケスは危ないシーンを一度も見せることなく淡々とハイペースで残りラップを消化。ラストラップもそのペースを落とさないまま走りきり、2番手に6.8秒と大きすぎる差をつけて余裕のトップチェッカー。ザクセンリンクで4年ぶり、同コースMotoGPクラスでの9勝目を挙げた。
2位は弟のアレックス・マルケス。ライバルの転倒という幸運はあったが、左手骨折の怪我から急いで復帰した甲斐のある結果だったと言えそうだ。3位はバニャイヤで、ランキング上位3名による表彰台となった。
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みんなのコメント
荒れたレースでもしっかり勝つのはさすが。
これで最高峰クラス勝利数単独2位かあ。それも凄いし、ロッシの記録を抜くのも時間の問題かな。