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ブガッティの新型ハイパースポーツPHEV「トゥールビヨン」がワールドプレミア。日本での予約販売も始動

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ブガッティの新型ハイパースポーツPHEV「トゥールビヨン」がワールドプレミア。日本での予約販売も始動

 仏ブガッティ・オートモビルは2024年6月21日、プラグインハイブリッドの新型ハイパースポーツ「トゥールビヨン(Tourbillon)」を発表。また、日本でブガッティの正規輸入販売を手がけるSKY GROUPは6月25日、トゥールビヨンの予約販売を開始した。

 1991年デビューのEB110、2004年デビューのベイロン(Veyron)、2016年デビューのシロン(Chiron)に続くブガッティの新世代ハイパースポーツのトゥールビヨンの車名は、18世紀のスイスの時計技師アブラアム=ルイ・ブレゲ(Abraham-Louis Breguet)が生み出した腕時計で、フランス語の“tourbillon”、日本語で“渦、渦巻き”を意味する構造に由来する。複雑かつ精緻な渦巻きを使って正確な時を刻むトゥールビヨンの時計は、今なお進化を続けながら世界中の時計ファンから愛され続けているが、ブガッティのトゥールビヨンもこの時計と同様、先進的で綿密なメカニズムと職人技のエンジニアリングによって長くユーザーから愛でられるクルマに昇華することを目指して開発された。

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 注目のパワートレインは、コスワースの協力を得て開発した単体重量252kgのミッドシップ配置8355cc・V型16気筒DOHC自然吸気エンジン(最高出力1000hp/最大トルク900Nm)、2基のフロントモーター(最高出力250kW×2)、1基のリアモーター(最高出力250kW)、センタートンネルおよびキャビン後方に設置した総電力量24.8kWhの800Vリチウムイオンバッテリー、8速DCTのトランスミッションで構成し、システム最高出力は1800hpを発揮。EV走行距離は欧州WLTPモードで60kmを実現する。また、フロントアクスルにはコーナリング時に左右輪の駆動力を変えて旋回性を引き上げるトルクベクタリング機能を組み込んだ。性能面については、0→100km/h加速2.0秒、最高速度445km/h(リミッター解除時、リミッター作動時は380km/h)と公表している。

 基本骨格にはプラグインハイブリッドのパワートレイン搭載を想定したうえで、バッテリーモジュールを剛体として使った新設計のプラットフォームをベースとするT800カーボンコンポジットモノコックを採用。フロントおよびリアセクションには低圧薄肉アルミ鋳造材と3Dプリンターの技術を用いた構造ブレースを配する。前後サスペンションはアルミ鍛造材を使用したマルチリンク式で構成。足もとには専用開発のミシュランPILOT SPORT CUP 2タイヤ(前285/35R20、後345/30R21)やカーボンセラミックディスクブレーキを組み込んだ。

 エクステリアはヴェイロンやシロンの4つのデザイン要素、すなわち馬蹄形のホースシューグリルやサイドセクションのCライン、中央を膨らましたルーフ、そしてデュアルカラースプリットのダブルトーンを新アレンジで導入したうえで、スリムな8眼式LEDヘッドライトやワンピース形状のLEDテールライト、ワイド化したグリルからセンターラインラインが伸びてエンジンルームカバーへとつながるフライングバットレスを形成したセンターラインなどを採用して、ブガッティのデザイン哲学である“Form Follows Performance(フォルムはパフォーマンスに従う)”を具現化。ドアには前ヒンジの自動開閉式シザーズタイプを配して、高い空力特性を確保しながら乗り降りを容易にする。後端には高速走行時の空力特性を高める可動式リアスポイラーも装備した。ボディサイズは全長4671×全幅×2051×全高1189mm/ホイールベース2740mmに設定している。

 インテリアについては、内装材にチタン、ウッド、カシミア、サファイア、ルビーなど最高級のマテリアルを使用するとともに、アナログなデザインを優先したことがトピックだ。ドライバー前のステアリング固定ハブには、腕時計のトゥールビヨンをオマージュした600以上の部品で構成するインストルメントクラスターを配備。一方、センターコンソールはアルミニウムのパネルとクリスタルガラスのスイッチノブでエレガントに構成し、上部には展開式のタッチスクリーンを装備する。ステアリングおよびペダルは乗員の体型や好みに応じて調整が可能だ。シートについては、ヘッドレストとショルダー部を別体にアレンジした新造形のバケットタイプを装着。ヘッドレスト部には“Tourbillon”のロゴを刻印している。

 なお、トゥールビヨンはフランスのモルスハイム(Molsheim)に居を構える本社工場の通称“アトリエ”において250台の限定生産を計画。車両価格380万ユーロ(約6億5000万円)~に設定し、ユーザーへの納車開始は2026年を予定している。

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みんなのコメント

8件
  • nhk********
    岸田増税クソメガネ(*´ω`*)
  • ちゅうきち
    シロン、ヴェイロンはワーゲン謹製のW型16気筒だったがこれはV16か...ワーゲンは新たに開発したのか?余裕があるな...
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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