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鈴鹿1000kmが復活するIGTCに編入? カレンダー落ちのジェッダについてラテルは可能性を排除せず

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鈴鹿1000kmが復活するIGTCに編入? カレンダー落ちのジェッダについてラテルは可能性を排除せず

 SROモータースポーツ・グループ創設者兼CEOのステファン・ラテルは、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)の2025年カレンダーから外れることとなったジェッダ・コーニッシュ・サーキットが、2026年にSROの傘下に戻りIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの一戦として開催される可能性を否定していない。

 2021年からF1が開催されているサウジアラビアの会場では、今季2024年のGTWCヨーロッパ・エンデュランス・カップの“シーズンファイナル”として1000kmレースが開催される予定だ。またサポートシリーズとしてGT4ヨーロッパシリーズ・パワード・バイ・RAFAレーシング・クラブが併催される。これはSROが中東の国に進出する最初の試みとなる。

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 しかし、先月アナウンスされたように、2025年のGTWCヨーロッパの年間スケジュールにはジェッダが含まれていない。SROは代わりにバルセロナのカタロニアでシーズンを締めくくることを選択した。

 Sportscar365のインタビューに応じたラテルは、今年のイベントの成功次第では2026年にサウジアラビアに戻ってくる可能性はまだあると主張した。

「1年目がどうなるか、チームがどう思うかが重要だと思う」と述べた同氏。「すべてを見る必要がある。2年目にコミットするには、(初年度の結果を)見る必要がある」

「ある時点で、我々は『11月まで待とう』と言った。しかし、それがどうなっているかはご存知のとおりだ。この20年でわかったことは、人々はどんどん早く決断し、計画を立てているということだ」

「今、チームも他のみんなも来年のことを非常に心配している」

「ある時点で私は言ったんだ。『いいかい、非常に古典的なことをやろう。もしみんなが満足し大成功を収めれば、2026年に戻ってくる自信がある』とね」

「成功するかどうかを見届けよう。そしてイベントプロモーターにとっても、観客動員数が見込めるかどうかを見る必要がある。すべての自動車販売業者が存在感を示し、それを活性化させるだろうか?」

「個人的にはSROがそこにとどまり、何かを構築していくことを願っている。SROは世界的な足跡を残しているが、中東でのラウンドがないのは事実だ」

「今年やってみて、どうなるかを実際に見てそこから判断したいと思う」

 サウジアラビアでのイベントが2026年にIGTCのカレンダーに加わる可能性はあるかと尋ねると、ラテルは次のように答えた。

「すべては可能だ。だが、インターコンチネンタル(GTシリーズ)がどのように成長するか見てみよう。私は非常に現実的だ。だから計画を立てる前に状況を見たい」

「今年の(イベントは)重要だと思う。私たちにはふたつの“メガグリッド”がある。9月のモンツァでは53~54台のGT3カーと51台のGT4カーが参加するんだ。このような大規模なグリッドは他にはない。GT3とGT4がひとつのカテゴリーで50台以上集まるなんて、世界中どこを探してもないだろう」

「このような巨大なグリッドを一般の人たちに提供できることをとても誇りに思うし、うれしく思っている。サウジアラビアの人々は、モータースポーツやスポーツ全般に興味を持っている非常に若い観客だと思っている」

「私たちはチームを財政的にサポートしており、多額の費用が掛かっている。それは大きな予算だ」

「そして、私たちのイベントプロモーター、とくに我々がよく知っている(サウジアラビアの)スポーツ大臣アブドゥルアズィーズ王子は、ブランパン耐久レースに8年間参戦していた。彼にはハッピーになってもらいたいし、私たちが長期的に良い協力関係を続けられること願っている」

■IGTCのイベントは「素晴らしいコレクション」

 来季2025年は日本の鈴鹿サーキットが『鈴鹿1000km』としてカレンダーに復活することを受け、ラテルは現在の5戦からなるIGTCのカレンダーが「素晴らしいコレクション」であると信じ、将来的により多くのGT3メーカーを呼び込むことを期待している。

 世界各地を転戦するGT3シリーズには現在、メルセデスAMGとBMW、そしてポルシェの3ブランドが参戦しており、ポルシェが来月アメリカで開催されるインディアナポリス8時間を前にランキング首位に立っている。

 ラテルは、自動車メーカーが数多くのチャンピオンシップにコミットするなかで引き続き、彼らをIGTCに惹きつけるには魅力的なレースが必要であるとと述べた。

「マニュファクチャラーにとって、それは非常に困難であり、ますます難しくなっている」とラテル。「忘れてはならないのは、WEC世界耐久選手権が確実に彼らの予算の一部を獲得していることだ」

「だからこそ、私たちは今『ああ、私たちはこれとこれとあれを持つことになる』と言うことが非常に難しい」

「私が知っているのは、IGTCには非常に魅力的なカレンダーがあるということだけだ。私たちが持つ5つのラウンドがあり、そしてゆっくりと、しかし確実に、インディ8時間も少しずつ知られ始め、より魅力的になってきていると信じている」

「とても時間が掛かることは分かっているし、観客が集まらないのも分かっている。しかし、徐々に注目を集めつつある」

「私たちには理にかなった良いイベントプログラムを持っていると思うし、その一部としてニュルブルクリンク24時間レースがあると信じている。それは巨大なイベントだ」

「5つのイベントのうち4つは定評のある有名な人気イベントだ。そこからどうなるか見てみよう」

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