125ccクラスも多彩なラインナップが揃う!
125ccクラスのバイクは原付二種と呼ばれるクラスに分類されます。車体価格や維持費が安い、50ccクラスの原付のように2段階右折が必要ない、30km/h制限もないといったさまざまなメリットがありますが、その1番の魅力として、利便性の高さが挙げられます。
【画像】国内メーカーが販売する125ccバイクの画像を見る(10枚)
250ccクラス以上のバイクに比べて軽量・コンパクトなモデルが多いため、街乗りや通勤・通学の足として気軽に走らせることができます。また足つきのよさや取りまわしやすさから、女性や初心者ライダーにもオススメです。
125ccクラスのバイクと言えばスクーターというイメージが強いかもしれませんが、実はスポーツバイクなど、魅力的な車種も存在します。では、2024年8月現在、国内4メーカーからはどのような125ccバイクがラインナップしているのでしょうか。
◆ホンダ
ホンダからは「PCX」「リード125」という2種類のスクーター、そして「CB125R」「スーパーカブ C125」、「CT125・ハンターカブ」「ダックス125」「モンキー125」「グロム」がラインナップしています。
その中でも特に人気が高いのがCT125・ハンターカブ。CT125・ハンターカブは、スーパーカブの魅力である街乗りの気軽さにアウトドアテイストを取り入れたトレッキング仕様のカブです。
日常使いだけでなく、オフロード走行やツーリング好きなライダーにも好まれています。ほかにも、スクーターでありながらスタイリッシュな見た目とスポーツバイクのような走りが人気のPCXもホンダを代表する人気の車種と言えるでしょう。
◆ヤマハ
ヤマハの原付二種ラインナップは、スクーターが「トリシティ125」「NMAX」「アクシスZ」「ジョグ125」「シグナス グリファス」の5種類。そして「MT-125」「YZF-R125」「XSR125」もラインナップしています。
中でも人気なのは、ネオレトロで高級感漂う見た目が「かっこいい!」と好評の「XSR125」。クラシカルなシートやヘッドライトなどが細部まで美しく、またシルバー、ブラック、ライトブルー、オレンジ、それぞれのカラーでがらりと雰囲気が変化するのも魅力です。
また、同じくデザインと走りに定評があるホンダPCXのライバルとして比べられることの多いNMAXも、高い人気を誇ります。高級感漂うデザインと、MAXシリーズらしい安定した走りでヤマハのスクーターの中でも特にファンの多い車種です。
◆スズキ
機能性が高く、コスパのよい人気モデルを多数生み出してきた小型車に強いスズキは、125ccクラスには現在「アヴェニス125」「アドレス125」「バーグマンストリート125EX」のスクーター3種のほか、フルカウルスポーツの「GSX-R125 ABS」ネイキッドスポーツの「GSX-S125 ABS」をラインナップ。
GSX-R125 ABSは、フルカウル装備に本格的なセパレートハンドルを採用したスーパースポーツバイクです。
GSX-R125 ABSのネイキッドタイプであるGSX-S125 ABSも合わせて、小排気量ながら軽快なスピード感が楽しめると定評があります。スポーツ走行に挑戦してみたい初心者ライダーや、小柄な人にもおすすめです。
ちなみに2024年8月現在、カワサキには国内モデルのスクーターや原付のラインナップはありません。しかし、過去には125ccクラスにZシリーズの中で最小の「Z125 PRO」という製品がありました。
スーパーネイキッドZシリーズらしい武骨さと洗練さをあわせ持つ外観に、クラスを超えたスポーティな走りで人気を得ましたが、2021年モデルを最後に国内モデルは生産を終了しています。
以降、125ccバイクの新車はありません。しかし、ブラシレスモーターの定格出力が0.98kWで、1kW以下という原付二種規格に沿った電動モーターサイクル「ニンジャ e-1」「Z e-1」が2024年1月13日に発売されています。
※ ※ ※
排気量125cc以下のクラスは、利便性の高さとコスパのよさから需要が高く、趣味のツーリングには大型バイク、気軽に街乗りなら125ccと、セカンドバイクとして所有する人も多いです。スクーターだけでなく、とことん走りを楽しめるスポーツバイクもあるので、多数のラインナップの中からお気に入りを見つけたいものです。
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