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【じっくり見たい】シトロエン・ベルランゴ 純正キャンプ・グッズ/BEWITHスピーカーキットも発売へ

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【じっくり見たい】シトロエン・ベルランゴ 純正キャンプ・グッズ/BEWITHスピーカーキットも発売へ

カタログモデル登場 おすすめはシャイン

text:Hajime Aida(会田肇)

【画像】ベルランゴで車内泊/リモートワーク/サーフィン【使用シーン別】 全110枚

photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

シトロエン(グループPSAジャパン)は、新型レジャーアクティビティビークル「ベルランゴ」のカタログモデルを8月26日に発表し、それを記念した展示イベントを27日より30日まで「ららぽーと豊洲(東京都江東区)」で開催した。

発表された「ベルランゴ」とは、シトロエンがお洒落さと高い実用性を、独自の世界観で表現した商用車ベースのMPVだ。

初代は1996年に誕生し、現行の3世代目は2018年のジュネーブショーでデビューした。フランスの商用車ベースMPVといえば、日本ではルノー「カングー」が知られるが、こちらも日本車にない魅力で多くのファンを獲得している。

「ベルランゴ」も同じフランス生まれの個性派MPVとして誕生しているだけに、日本でも人気を集めることはデビューエディションが即完売した状況からも容易に想像できる。

「ららぽーと豊洲」では、ウッドデッキとセンターエントランスの2か所を使って、アウトドアスタイル、サイクリングスタイル、ペットスタイル、ガーデニングスタイルなど、ベルランゴのある週末をテーマとした展示を通して披露。「ベルランゴ」が持つ機能性や多様性はもちろん、広い室内空間や多彩な収納力などを実際に見て感じ取ることができる場となっていた。

「ベルランゴ」のカタログモデルのグレード構成は、ベースグレードとなる「フィール」と、「デビューエディション」に近い充実装備のメイングレード「シャイン」、特別仕様車「シャインXTRパック」の3タイプ。

「フィール」は最も安いが、「シャイン」に備えられるオートエアコン、マルチ・パノラマミックルーフ、アルミホイール、スマートフォン・ワイヤレスチャージング、完全独立式後席シートなどが省かれ、収納面でも見劣りがする。

26万円の差であればベストチョイスは「シャイン」となるだろう。

純正カーサイドタープ 発売予定

また会場では、純正アクセサリーの新製品として、PSAジャパンがオリジナルで企画したカーサイドタープも同時に出展。

このカーサイドタープは近日発売予定だそうで、独自のエアチューブ構造を採用したことで付属ポンプを使って空気を注入するだけで素早く完成できるという。

このタープの内部は家族や仲間同士がゆったりと過ごせそうなビッグな収容力を備えていた。

そして、この日はもう1つ見逃せないお披露目もあった。

それがハイエンド・カーオーディオを提供してきた「BEWITH(ビーウィズ)」が提供する「ベルランゴ」専用のプレミアムスピーカーキット「ビーウィズ・プラチナム・ボイス for ベルランゴ」だ。

すでに同社はシトロエン「C5エアクロスSUV」とプジョー「5008/3008」向けに同シリーズを販売しているが、今回のキットはその第2弾となる。

販売価格はフロントスピーカーの取付け工賃別で13万2000円。今年12月上旬より全国のシトロエン/プジョーディーラーより発売されることになっている。

ビーウィズ「Platinum Voice for BERLINGO」

このユニットは、16.5cmウーファーユニットと2.5cmドームツィーターの組み合わせでフロントドアに取り付ける。

注目は奥行きを従来比約42%短縮した超薄型設計としたウーファーユニットだ。BEWITH代表取締役 中島敏晴氏は、「シトロエンからのオーダーは(オリジナルと同じ)厚み40mmに収めること。与えられた枠内で最大限の結果を出すのが我々の使命であり、その制約の中で(音質に対して)妥協することなく取り組んだ」と話す。

一般的に純正スピーカーはコストを優先して開発され、ユニットもすでに開発済みのものを使うことが多い。しかし、「ベルランゴ」では構造上、それが許されない。

そこで、その実現のために取り組んだのが、ユニットを新規開発のフルバスケット構造としたことで、マグネットも敢えて外磁型を組み合わせた。これによって、薄型ながら大入力にもしっかり耐えられる高剛性構造としたのだ。

中島氏によれば「アルミ製バッフルも新調し、端子も外れにくい専用設計で30万円クラスのコストはかけている。その意味では、13万2000円はバーゲンプライス」と話す。

この日、展示会場では1台の「ベルランゴ」にプロトタイプの「ビーウィズ・プラチナム・ボイス」が装着されていた。BEWITHによれば「とりあえず音が出ているレベル」ということだったが、「雰囲気はわかる」ということで試聴させていただくことにした。

最初は前後のバランスを5:5で聴いてみる。ところが、この状態ではリアの純正スピーカーの影響が大きく低域のキレが悪い。そこで、フェダーコントロールで前方ヘ少しずつシフトさせてみた。

効果を感じ始めたのは7:3ぐらいで前にシフトしたとき(写真)。音の輪郭がハッキリとして来たのだ。

後付けも対応 ディーラーで1h

一方でフロントだけにすると音の明瞭感は際立つものの、包まれ感は今ひとつとなった。純正スピーカーとはいえどもリアからの音も多少加えた方が落ち着いた音になるようだ。

その辺を担当者に訊ねると、製品に添付される取扱説明書では「前方にシフトする設定をオススメしている」(担当者)という。製品化にあたっては当然ながら聴き込みも行っており、その中で得た結論なのだという。まだプロトタイプなので結論づけるのは早いのかも知れないが、その設定も1つのプランとして試してみるといいのかも知れない。

また、「ビーウィズ・プラチナム・ボイス」はディーラーでの後付けが可能であるため、とりあえずはノーマルで楽しみ、その音に不満を感じたならこのユニットをオーダーしてもいい。

取付けはシトロエンの各ディーラーが担当するが、スピーカーの角度も変更していないため、マニュアルに従えばおよそ1時間程度で完了できるという。

つまり、そこにはプロショップ的な取付けではなく、気軽に高品質なサウンドを提供しようという「ビーウィズ・プラチナム・ボイス」ならではのコンセプトがあるのだ。

仲間や家族と共に好きな音楽を聴きながらドライブを楽しむといったシーンにも「ベルランゴ」の広さは打ってつけ。

機能的でフランス車らしい快適な乗り心地を持つだけに、ロングドライブにも頼もしい。「ベルランゴ」は日本のミニバンとはひと味違った体験を提供してくれそうだ。

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