マクラーレンは、フォーミュラEに第3世代マシン『Gen3』が導入されるシーズン9(2022-23年)のドライバーとして、ジェイク・ヒューズの起用を発表。レネ・ラストとコンビを組むことになった。
ヒューズは過去2シーズン、メルセデスのリザーブドライバーとしてストフェル・バンドーンとニック・デ・フリーズをサポート。メルセデスが撤退し、そのチームをマクラーレンが引き継ぐ形となった。
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ヒューズは2022年、ファン・アメルスフォールト・レーシングにF2から参戦していたものの、フォーミュラEに集中するためシートを明け渡していたが、自身にとっても憧れのマクラーレンで念願のフォーミュラEデビューを果たすことになったのだ。
「何よりもまず、マクラーレン・レーシング・ファミリーの一員となり、このような一流ブランドの代表となる機会を与えられたことを誇りに思う」とヒューズは語った。
「幼少の頃、マクラーレンは僕がレースを始めるきっかけとなったチームのひとつだ。今、巡り巡って、フォーミュラEで自分がそのチームを代表しているなんて、信じられない気持ちだ」
「僕は以前、別の形でフォーミュラEチームと一緒にいたことがあり、すでに素晴らしい結果を残している。その関係があるのはいいことだし、僕に何が期待されているのかもわかっている」
「新世代マシンがシリーズに導入される時期にデビューするなんて、良い機会だしチャンスがあると感じている。素晴らしい1年になることは間違いないし、旅立ちが待ちきれないよ!」
マクラーレンのチーム代表であるイアン・ジェームズは、「今日の発表は長い間待ち遠しかったように感じる」と付け加えた。
「今年5月にマクラーレン・レーシングのフォーミュラEへの参入を発表して以来、我々は持続的な成功のために最高のチームと体制を整えるべく、たゆまぬ努力を続けてきた」
「レネとジェイクと一緒に今シーズンを戦えることに興奮している。2人とも信じられないほど才能のある人たちで、2人とも何か違うものをもたらしてくれると思う」
「ジェイクは以前、リザーブドライバーと開発ドライバーとして一緒に仕事をしたことがあるエキサイティングな才能の持ち主だ。長年にわたってチームとジェイクは関係を築いてきており、それが彼の才能と相まって、今シーズンに向けて優位に立つことができるだろう」
「ジェイクにはシーズン9という大舞台で実力を発揮するチャンスを与えた。彼の物語は、我々がチームとして信じている人材育成の完璧な例だ」
チームはブリックスワースのメルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインズからビスター・ヘリテージにある施設に移転し、マクラーレンはここから新しいチームでフォーミュラE初シーズンを迎える準備を進めている。
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