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メルセデス-AMG GTブラックシリーズ、639ps以上か 2020年に登場

掲載 更新
メルセデス-AMG GTブラックシリーズ、639ps以上か 2020年に登場

もくじ

ー AMG最強 出力は639ps以上
ー 軽量化と最強エンジンでAMG最速に

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AMG最強 出力は639ps以上

メルセデス-AMGからブラックシリーズの名をもつGT最強モデルが2020年に登場する。

最初にAMGのトビアス・ムアースCEOが2016年にその登場を予告したGTのトップモデルは、現在開発作業が続けられており、639ps以上にまで出力を高められたAMG製ターボ付き4.0ℓV8エンジンが搭載されることになる。

これは同じエンジンを積んだ現行AMGの最強モデル、GT 4ドア・クーペと同じ数値であり、これ以上の出力アップは、現在のGTチャンピオンカーであるGT Rの585psをさらに大幅に凌ぐことになる。さらには、現在このカテゴリーで最も過激なスーパーカーとされる700psのポルシェ911 GT2 RSにも迫るものだ。


GT ブラックシリーズには、さらに強化されたシャシーとエアロダイナミクスが与えられる。最近GT Rのボディをまとった姿をニュルブルクリンクで目撃された開発車両は、ブラックシリーズのテストプログラムの一環だといわれており、このモデルに関するいくつかのヒントを与えてくれる。

この開発車両には、AMGのGT4 レースカーゆずりのさらに過激なボディワークが与えられ、固定式のリアウイングと、ノーマルのセンター出しよりも間隔を広げたエグゾーストがディフューザーから顔を覗かせている。

これらの変更はリアのダウンフォースを高めるためであり、サーキット走行時のバランスを考慮して、間違いなくフロントにも同じような対応が行われるはずだ。さらに大型ブレーキと大径ホイールの装着も予想されている。

軽量化と最強エンジンでAMG最速に

さらにテストカーのリアウインドウは軽量化のためにポリカーボネート製となっている。このことは、ブラックシリーズには豪華な内装が与えられる一方で、不要なパーツは取り外されるだろうことを示している。

撮影された開発車両の内装写真では、フロントに1組のスポーツシートとロールケージが確認できる。ロールケージはGT Rではオプション扱いだが、ブラックシリーズでは標準装備となる見込みだ。


これらはGT ブラックシリーズの重量を1600kgほどにするためであり、これによってその車重はGT Rよりも30kg軽量となる。軽量化と出力を高められたV8エンジンにより、超希少なハイパーカーであるプロジェクト1を除けば、このブラックシリーズがAMG最速のプロダクションモデルになるだろう。

2020年のGT ブラックシリーズ登場によって、7年の空白ののち、ようやくAMGにその最強の名が帰ってくることになる。SLSをベースにした最後のブラックシリーズが生産されたのは2013年のことだった。

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