今季のハースF1は、非常に力強い開幕戦を戦った。予選ではケビン・マグヌッセン5位、ロマン・グロージャン6位と、トップ3チームに次ぐ位置をキープ。レースでも好ポジションを走った。しかし、ピットストップ時にホイールナットがうまく締まらないというトラブルが、ふたりのドライバーに立て続けに発生。マシンをコース脇に止めざるをえず、結局ノーポイントに終わった。
この事故は、特にグロージャンに大きな影を落とした。マグヌッセンが第2戦バーレーンGPで5位になった一方、グロージャンはうまくいかないレースが続き、なんと彼の初ポイントは、第9戦オーストリアだった。
■レース後”ド派手”なドーナツターンの競演。それに加わることが許されなかったグロージャン「ピットは”ダメだ”と言っている」
ただグロージャンはその後復調。力強いパフォーマンスを見せ、来季以降のレギュラーシートを確保した。
この冬の間にすべきことについて尋ねると、グロージャンは次のように語った。
「今年犯したようなミスを、再び犯してはいけないのは明らかだ」
「もう一度今シーズンをやり直すことができるのなら、同じことをするのは、僕自身が許さないと思う」
「今年、多くのことを学んだし、何が起きたのかも理解した。ドイツGPの前の週のことを覚えている。僕はマネージャーに電話をかけ、『僕は戻ってきた』と言ったんだ」
「マシンに乗る前から、僕は『戻ってきた』と言っていた。そして、実際に戻ってきたんだ」
「それは、すべてのことが正しいところに収まったような感じだった。そして、『これとこれとこれはダメ!』と言って、それを全部取り去った。そして僕は前に進むことができた。それは素晴らしい経験だった。そういうことは、普段は気にすることさえないだろう」
グロージャンが今年調子を取り戻したやり方は、彼が2012年のベルギーGPスタート直後に起こした、大クラッシュから立ち直った時とよく似ている。しかし今年の場合は、パフォーマンスを発揮できない理由を深く掘り下げる必要があったため、より特別なものだったと彼は考えている。
「興味深いことだけど、僕は自分が調子を取り戻したやり方について、誇りに思っているんだ」
そうグロージャンは語った。
「ある時点では、人々は僕は家にいるべきだ(レースに出るべきではない)と考えていたと思う。でも僕はまだ、なぜ正しい形に進んでいないのか、理解する必要があると思っていた」
繰り返し不調に陥ることを防ぐため、何をすべきか理解しているかと尋ねられたグロージャンは、motorsport.comに対して次のように語った。
「そうであることを願っている」
「それをするまで、決して分からない。でもこれまでのところ、僕は自分自身のレッスンから学んできた。そして、同じミスは2回繰り返したことがない。今回も同じであることを願っている」
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