マイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催されたF1マイアミGPでは、マクラーレンのランド・ノリスがF1初優勝。チーム代表を務めるアンドレア・ステラは、その走りを褒めちぎった。
マイアミGPのスプリントではオープニングコーナーの混乱に巻き込まれてリタイアを喫したノリスだったが、決勝レースでは勝利の流れを手繰り寄せた。
■ついに勝った! ランド・ノリス、フェルスタッペン下してF1初優勝。RB角田裕毅は7位入賞|マイアミGP決勝
ノリスは5番手からスタートするとレース序盤はひとつポジションを下げて6番手を走行。先行するマシンが続々とピットでタイヤを変える中、ノリスはステイアウトを選択して首位に立った。
すると28周目、後方ドライバーの接触によりセーフティカーが出動。ノリスはここでピットに飛び込み、首位をキープしたままコースに戻ることができた。
レース再開直後は2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が猛追。首位陥落も近いかと思われたが、ノリスはポジションを守り、以降はファステストラップを連発してフェルスタッペンとのギャップを開いていった。
ノリスは最終的に2位フェルスタッペンに7.6秒の差を築いてトップチェッカー。F1参戦6年目、110戦目にして初めて勝利を手にした。
2019年にマクラーレンでF1デビューを果たして以来、ノリスは2位表彰台が7回と、あと一歩のところで勝利を逃してきた。
2021年ロシアGPでノリスは、自身初のポールポジションを獲得しレース大半をリードしていたが、最終盤に降り出した雨で優勝はおろか表彰台すら失った。2023年にはマクラーレン新加入のオスカー・ピアストリがカタールGPのスプリントで優勝。グランプリ勝利ではないにせよ、ノリスは後輩に先を越されてしまった。
しかしマクラーレンのステラ代表は、チーム側が“正しいマシン”さえ提供できればノリスはすぐに勝てると信じていたという。
「今回は初めてづくしだ」
チーム代表として初めて勝利を経験したステラはSkyに対してそう語った。
「ただ最も重要なのは、これがランドにとって初めての勝利であるということだ。彼は勝利に相応しい」
「我々はいつも、彼に適切なモノを与えさえすれば、すぐにでも勝てると言ってきた。そして彼はやり遂げた。私の思いは、マクラーレンのみんなと共にある」
マクラーレンはマイアミGPで大型アップデートを今季マシンMCL38に投入。ノリスは10個全ての新パーツを装備していた。
「それがマシンの中で機能していることは分かっている」
ステラ代表はそう説明し、昨年末に急死したマクラーレンのコンサルタントで、インディ500王者のジル・ド・フェランへ捧げる勝利だと語った。
「マクラーレンのチームにとって、この勝利は相応しいモノだ。みんながこの瞬間を楽しんでくれるといいね。そしてこの勝利はジル・ド・フェランのためだ」
またチームCEOであるザク・ブラウンは、ド・フェラン、そして大株主であった故マンスール・オジェにもこの勝利を捧げると語った。
レース終盤の緊張感について訊かれたブラウンCEOは次のように答えた。
「(心臓には)良くない。まだ良くないね。なんという走りだ!」
「マシンは素晴らしかったし、マクラーレンのみんな、ここにいるみんなにも感謝している。ジル・ド・フェラン、マンスールにとっても素晴らしい瞬間だし、この勝利は彼らのためのモノだ」
なお、ブラウンCEOはダニエル・リカルドが2021年イタリアGPを制した際、賭けの一環として舞台となったモンツァと日付のタトゥーを左肩に入れた。
ノリスの勝利を祝い、今回もまたタトゥーを入れるのか? と訊かれたブラウンCEOは乗り気だと答えた。
「マイアミは私のホームみたいなモノだから気にしない。やらない理由はないよね」
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