ラブコメ路線でオートバイ色は控えめに。初期の「ララバイ」の読者受けはイマイチだった。人気アンケートでは下から数えた方が早い順位が続いた。
©楠みちはる/講談社 ※全ての写真及び記事の無断転載を硬く禁じます。
第12回「オートバイを小道具から相棒に」
当時、ブームだったラブコメは楠先生の描きたいものではなく、人気も低迷。
「連載前にボツになってしまったネームの方が良かった、などと泣き言を並べてみても仕方がない。人気を取るために微調整を重ねていきました」。
自分の作品になるよう、描きたいものになるように「ララバイ」は変る。Z2を少しずつ手を加えてチューンしていたときと同じだ。
「まずネームをやめる。ネームは絵コンテで設計図ですから、描いていてツマラナイ。原稿に直に描く、アドリブの一発描き。作品の構成力は落ちるがライブ感は出るはず。さらに、担当さんとの打ち合わせは雑談で済ます」。
ネームや打ち合わせをやめたことがキャブやエンジン周りのカスタムであるとすれば、集合管にあたる大きな変更があった。
「編集部のいやがるオートバイを少しずつ前面に押し出し、小道具から相棒に変えてゆく」。
「ララバイ」はラブコメからオートバイ漫画になった。
「明けて82年。アンケートは6位。『よし』と思ったら翌週は8位、次は6位、8位。人気はBクラスで安定するようになり打ち切り要員から離れます。1月末単行本1巻発売。
週刊連載を1人で描くのも限界になり、仕上げに1日だけヘルプが入るようになります。決まったアシスタントではなく、その時その時、担当さんが連れてきました」。
単行本1巻が出た日。楠先生の部屋に一人の男が現れた。「バリバリ伝説」の連載を開始する前の、しげの秀一先生である。
(以下、第13回「刺激しあう二人の夜」をお楽しみに!)
過去の回はこちらからご覧いただけます。
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