■ミニバンの屋根に「テント」を標準装備!?
コロナ禍をきっかけとして爆発的に広がったキャンプブームですが、現在は一段落を迎え、落ち着きを見せつつあります。
しかしそれでもソロキャンプを趣味とし、週末には車中泊を楽しむという人は少なくありません。
そんな「キャンプ好き・車中泊好き」な人に最適なクルマが、かつて日本で販売されていました。
【画像】「えっ…!」 これが「2階建て」の斬新ミニバンです(37枚)
そのクルマとは、1995年にマツダが発売したミニバン「ボンゴ フレンディ」です。
同車は全長4620-4655mm×全幅1690mm×全高1960-2090mmと、扱いやすいミドルサイズの車体に3列シートを搭載。家族や友達同士で遠出するための「レジャー基地」を開発コンセプトとし、乗員全員がゆったりとくつろいで過ごせるように、室内空間は広々と設計されています。
搭載するパワーユニットには、2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジンと2.5リッターV型6気筒エンジン、2.5リッター直列4気筒ディーゼルエンジンの3タイプを用意していました(モデル途中でV型6気筒エンジンは廃止)。
そんなボンゴ フレンディが何よりも画期的だったのは、「オートフリートップ」と呼ぶ機能を標準で搭載するグレードが、量産車として初めて用意されていた点です。
このオートフリートップというのは、ルーフが電動で大きく開閉し、テントのような居住スペースが出現する仕組みのことで、いわばクルマに「屋根裏部屋」が追加されるようなもの。
ボタンひとつで出現する「2階」は見晴らしもよく、床はクッション敷きで、大人2人が横に並んで寝ることも可能なスペースになりました。
またこのスペースの横の窓には虫除け網まで備わっていたので、まさにテント感覚で気軽に利用でき、アウトドアでの遊びを楽しむユーザーにとっては大変便利なクルマだったのです。
ちなみに、上のテント部分との往来には、1・2列目シート間の天井に設けられたホールを使います。
さらに、そのホールが塞がっている時でも飲み物など受け渡しできるよう、便利な小窓も装備されていました。
そのほかハイパースライドシート、電動ロールカーテンなど使い勝手を高める装備も充実しており、ユーザーに寄り添った設計は、実際のオーナーから「よくできている」と高く評価されました。
そんなボンゴ フレンディですが、もちろん通常ルーフのグレードも存在し、ルーフスポイラーを備えた特別仕様車やエアロパーツを装備した限定モデル「シティランナー」なども展開。
2000年代に入ってからもマイナーチェンジを実施し、細かな改良を行ないますが、残念ながら2005年11月に生産終了となりました。
※ ※ ※
現在でも、オートフリートップと同様の仕組みの「ポップアップ式テント」を備えるキャンピングカーは存在しますが、この仕組みを特別仕様車などではなく通常モデルとして用意した点がマツダの慧眼でしょう。
ボンゴ フレンディは、キャンプブームや車中泊が注目される今こそ人気となるモデルであり、20年ほど時代を先取りした存在と言えるのかもしれません。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
全長4.1m級の日産「超“コンパクト”GT-R」!? 600馬力の「V6ツインターボ」搭載! 5000万円超えで「市販化」しちゃったヤバすぎモデルとは
600馬力! プーチン大統領の「すごい高級車」登場! 約7トンの「巨大ボディ」に驚きの声も! 金正恩氏に贈られた“超高級車”「アウルス セナート」に反響!
バス会社「待合室が落ち込んだので閉鎖中です」衝撃投稿に反響多数!? 「えらいこっちゃ」「北海道は異世界」バス停の無惨な風景が話題に
5速MT搭載! スズキが「大きなワゴンR」実車展示!「軽自動車」超えたビッグサイズに「最新技術」採用したニューモデルに反響あり!
【ファイヤー!!!】復活は100%ありえないだろう・・・5億円超のケーニグセグ ジェスコが全焼&全損!無残な姿に・・・
約160万円! ホンダ「最小&最安コンパクトカー」が人気スギ!? 全長4m以下でMTありの「爆売れ国民車」記録更新! 精悍顔の「ブリオ」インドネシアで好調
“鏡”タイプの「ルームミラー」は時代遅れ!? カメラで後方を映す「デジタルミラー」なぜ人気なのか? 理由と装着時の「注意点」とは
【今日発売】BYDシールに国内最速試乗 AWDで537ps・航続およそ600kmにして実質537万円の戦略価格
車検の更新、「2か月前」からに拡大 2025年4月から変更 国土交通省
スタイリッシュな新型「4ドアセダン」発売! 1000台限定で「495万円から!?」 日本の道で試したBYD「SEAL」の実力とは
みんなのコメント
でる時期が早かった