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日産が「新ノートオーラ “スポーツスペック”」を発表! 上質内装×専用“スポーツ”サス採用! 加速アップの「走りの小さな高級車」 試乗した印象は?

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日産が「新ノートオーラ “スポーツスペック”」を発表! 上質内装×専用“スポーツ”サス採用! 加速アップの「走りの小さな高級車」 試乗した印象は?

■特別感のある上質コンパクト「オーラ AUTECH」に走りのモデル登場!

 日産モータースポーツ&カスタマイズは2024年12月19日、コンパクトカー「ノートオーラ」にカスタムカーの「AUTECH SPORTS SPEC」を設定し、2025年2月4日に発売します。
 
 上質さにスポーティさをプラスしたモデルですが、どのようなクルマなのでしょうか。試乗してみました。

【画像】超カッコイイ! これが日産「走りの小さな高級車」です! 画像で見る(75枚)

 1936年にスタートした日産のモータースポーツ活動を継承し、1984年に誕生したNISMO。1947年に創業したプリンス自動車の流れを汲み、クラフトマンシップのDNAを継承して1986年に誕生したAUTECH。

 その2つがNMC(日産モータースポーツ&カスタマイズ)として生まれ変わり、NISMOは速さと高揚感が特徴の「Sports」、AUTECHは上質さと爽快感の「Sporty」という、それぞれ方向性の異なるモデルをリリースしています。

 走る喜びや操る楽しさ、安心感は共通としながら、今回はAUTECHから新たに、目の肥えた人にも選ばれる本物のプレミアム・スポーティコンパクトを目指した、オーラAUTECH SPORTS SPECが登場しました。

 コンセプトには、「蒼海の息吹をまとった上質な爽快ドライブコンパクト」という意味が込められており、AUTECH発祥の地である湘南(神奈川県茅ケ崎市)の海からインスパイアされた、オーラを引き立てるブルーが用いられたエクステリアがポイントです。

 といっても、ベースのノートオーラからあからさまに変えるのではなく、ツートーンとなるルーフのブラックは「ダイヤモンドブラック」という、キラキラしたブラックになっているというのがツウを唸らせるところ。

 まさに、目利きの人にしかわからないプレミアム感の演出です。

 リアには大型スポイラーが装着されているにもかかわらず、あくまで上品にまとめられているところも特徴となっています。

 オーラはもともと、プレミアムコンパクトカーというマーケットを切り拓いてきたモデルだけに、内装の素材や色使い、仕立てのよさもこだわりが感じられるモデルです。

 さらにオーラAUTECH SPORTS SPECでは、上質な本革の専用シート、ドアトリムやステアリングにブルーのステッチが入り、専用の木目フィニッシャーで洗練された空間を実現。

 さりげなく「SPORTS SPEC」のエンブレムも配置されています。

 運転席に座ってみると、ほどよいコクピット感とともに、肌に触れる部分の質感や目に入る部分の丁寧な仕立て、ゆったりと余裕のあるスペースに身を置く心地よさを感じます。

■コダワリの「加速チューニング」×安心感をアップ

 このオーラAUTECH SPORTS SPECの大きな注目ポイントは、プレミアムスポーティを存分に体感してもらえるよう、隅々まで手を入れて達成したAUTECHらしい走りと乗り味です。

 狙いとしては、アクセル開度に対してリニアに加速し、上質感が感じられる加速フィールと、どんなシーンでも安心感の高い走りと上質感の高い乗り味。

 そのためにシャシー、パワートレーン、空力特性にまでこだわり、先に登場している「オーラAUTECH」とも、「オーラNISMO」とも異なる魅力を手にしているといいます。

 まず加速感は、スイッチで切り替えられる3つのドライブモード「エコ」「ノーマル」「スポーツ」のすべてを強化。

 それそれの特徴は、「エコ」は不満を感じることなく静かでなめらかな加速、「ノーマル」はリニアな加速特性であらゆるシーンにマッチ。「スポーツ」はアクセルを踏み増すと明確に力強い加速が実現するようにセッティング。

 アクセルを踏み込んだ直後の立ち上がりを強めにし、ベースモデルに対して加速Gも高められています。

 すべて、普段使いでも差が感じられるように、アクセルを半分くらい踏み込んだ程度が最も差が大きくなっているといいます。

 とくにこだわったNISMOとの加速性能の作り分けは、ベースモデルに対してNISMOでは「エコ」モードがすでにベースモデルの「スポーツ」モードと同程度のアクセルレスポンス。

 対してオーラAUTECH SPORTS SPECは、ベースモデルの「エコ」と「ノーマル」の中間くらいのレスポンスが「エコ」モード。

 ノーマルモードではベースの「スポーツ」モードよりもさらに強いレスポンス、そしてスポーツモードはNISMOの「ノーマル」モードと「NISMO」モードの中間程度に設定。

 強化された加速感ながら、扱いやすさも重視しているところがポイントとなっています。

 そしてもうひとつ、安心感が高いハンドリングと質感が高い乗り味にもこだわりがあります。

 高速道路での操舵フィールは、どっしりとした手応えがあり、クルマの直進がわかりやすいフィールを実現。

 速度が上がるにつれて、操舵力もリニアに重くなるようにしています。

 また、スポーティな走りと乗り心地を両立すべく、突起乗り越しのショックはベースモデルとほぼ変わらない少なさとなっています。

 コーナリング性能にもこだわり、オーラNISMOよりロールを抑えながらもグリップ限界はできる限り高めに引き上げ、スポーツ走行でも安心感のある走りとしています。

 これらを達成するため、タイヤをミシュラン「e-Primacy」に変更し、モノチューブショックアブソーバーの採用や減衰力チューニング、スプリングばね定数をフロント30%、リア40%アップ。

 バンプラバーを専用形状とし、車両姿勢を20mm低重心化しています。

 VCM(ビークルコントロールモジュール)は専用特性として、パワーステアリングのアシストマップ(制御特性)も専用化しており、安心感、上質感、走った時の落ち着き、そしてハンドルを切った時の応答のリニアリティを追求。

 さらに、ボディのダンピング特性チューニングとして「YAMAHAパフォーマンスダンパー」を採用したところもポイントです。

 性能を十分に発揮できるよう、ブラケットの剛性や取付ボルトのサイズも試行錯誤しながら、最適な仕様に煮詰めたとのこと。

 これによって、上質感と安心感のバランスが高まったプレミアムスポーティコンパクトを実現しています。

 試乗は一般道を想定したクローズドコースで行われ、まずはノーマルモードで走り出すと、すぐに感じたのがハンドルから手のひらにしっとりと伝わる上質感です。

 ヒュンヒュンと軽快な速さがありつつ、しなやかになめらかに加速していく気持ちよさがあります。

 カーブでの吸い付くような接地感と、ハンドルの座りのよさが相まって、クルマとの一体感がとても高いと感じます。

 エコモードでは、それほど抑えられている感覚がなく、低速域の市街地などではかえって気軽にストレスなく走れそうです。

 スポーツモードにすると、明らかにレスポンスが鋭くなり、力強い加速がどこからでも何度でも味わえることに感心。

 エンジン音が大きくなるように感じたのですが、それはついついアクセルを踏み込んでいるからで、とくに演出をしているわけではないといいます。

 長い直線では100km/h近くまで出してみましたが、クルマ全体のバランスがよく、大人が満足できるスポーティな乗り味だと感じました。

 ひと踏み目からちゃんと違いがわかり、速度が上がっても続く上質感と安心感。

 オーラAUTECH SPORTS SPECは、これまでにないスポーツの方向性を見せてくれる貴重な存在となっています。

※ ※ ※

 ノートオーラAUTECH SPORTS SPECの価格(消費税込)は319万8800円です。

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みんなのコメント

7件
  • kzx********
    ださくなって買う気失せるし、大して燃費良くないのにそこそこ高い。誰が買うねん?
  • ky1********
    新型になるほど不細工になるのは何故?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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