ラリーやレースの現場では、競技車両のほかにマシンやパーツを運ぶトランスポーターや移動車などが使用される。そして対外そういった車両もチームカラーが施されたりするのだ。
今回は2001年頃のWRCの現場で見かけた色とりどりのスクーターをご紹介しよう!
ランエボなどWRCワークスマシンと同じカラーリング!! ラリードライバー足として活躍したスクーター
文・写真/佐久間健
■意外と活躍するスーパー便利マシン
セバスチャン・ローブがシトロエン広報のマリー-ピエールをスクーターの後ろに乗せて移動する
今回はWRC(世界ラリー選手権)で活躍するワーウスチームのラリードライバー達が、サービスパークやドライバーミーティングが開かれるHQ(ヘッドクオーター)にいく足としてチームが用意していた便利アイテム、「スクーター」を紹介しよう。
WRCのトップカテゴリーには、自動車メーカーがワークスとしてマシンを投入している。チームにはトレーラーといった運搬車両や移動車など様々な車両が投入されているが、大手チームはそういった車両にもチームのカラーリングを施している。
サーキットレースでもおなじみの光景なので、ご存じの方も多いだろう。しかしラリーの現場は設備のそろったサーキットとは違って、指定された広場などにテントを立ててクルマのメインテナンスを行っている。
サービステントは便利な場所にあるとは限らず、駐車場から遠かったり、ちょっとした買い物ができなかったりする。そこでチームが使っている便利アイテムがスクーターなのだ。
マールボロのカラーリングになったプジョー206WRC、307WRCの時代はスクーターも赤一色に
今回ご紹介するスクーターは2001~2002年のものが中心で、プジョーやシトロエンがWRCを席巻していたころのものだ。
WRCで80勝を遂げている偉大なる王者セバスチャン・ローブは、2002年のドイツラリーにシトロエンクサラWRCで出場し、世界ラリー選手権初優勝を遂げている。
ちょうど28歳のときだが、実はこの年の開幕戦モンテカルロで優勝し、表彰台の真ん中に立っている。たがその後ペナルティを受けて2位となり初優勝を逃しているのだ。
このときに繰り上げ優勝したのが三菱からスバルに移籍したトミ・マキネン。マキネンにとってこれがインプレッサで遂げた唯一の勝利なのだが、表彰台にはローブが立ってしまったので、つまりスバルで表彰台の真ん中に立ったことはないのだ。
余談が長くなったが、そのシトロエンで頭角を現し始めたローブが、シトロエンの広報を担当していたマリー-ピエール嬢をスクーターの後ろに乗せて走っているところなども当時はよく見かけたものだ。
シトロエンはTOTALベースのワークスカラーリングをスクーターに採用。マシン名のクサラのロゴも見える
とにかく2001~2002年はプジョー、シトロエンがWRCで活躍した年で、2001年はプジョーがマニファクチャラーでチャンピオンを取り、翌2002年はプジョーがマニファクチャラー、ドライバー共にチャンピオンを獲得。
そして2004年から2012年までドライバーのチャンピォンを9年連続で取るという偉業を成し遂げている。
そんな絶好調なプジョーとシトロエンのスクーターだが、プジョーは最初シルバーと青だったカラーがマールボロのスポンサーの赤となった。マシンも206WRCから307WRCに代わり、それに合わせてスクーターにも表記されるようになった。
その他フォードチームのスクーターは青で、ヒョンデはそれぞれ3人のドライバーの名前が書かれたシルバーで、プジョーで参戦するバストスチーム(スペインのタバコメーカー)はバストスの赤いカラーリングと、ちょっと工夫したスクーターを用意していた。
こうなると日本チームのスクーターも気になるところだ。撮りためた写真を隅から隅まで探して見つけたのが、三菱ワークスのスクーターだ。ランサーエボリューションのワークスカラーそのもののカラーリングは、かなりかっこいい!
三菱チームのスクーターはランサーエボリューションと同じワークスカラーリングとなっていた
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