’20国産新車完全アルバム
600cc以上の大型スポーツ&ツアラータイプは、余裕のある排気量と快適なエアロフォルムを持ち、ハイスピードなツーリングを得意とするクラス。ヤマハはこのクラスにナイケン、TMAX560、FJR1300の3シリーズを投入している。
●文:沼尾宏明、宮田健一
前2輪の新次元ハンドリング〈NIKEN GT〉
バンク角に応じて一緒に傾くフロント2輪に、リヤ1輪を組み合わせ、誰もが安心してバイクの楽しさを享受できるヤマハのLMW(リーニングマルチホイール)。その究極形がナイケンだ。高剛性の片側2本Fフォークと独自のLMWアッカーマンジオメトリにより、深い最大バンク角45度を実現。その前脚から「二剣」(NIKEN=ナイケン)と命名された。116psを発生するMT-09譲りのパワフルな845cc3気筒を専用トレリスフレームに搭載し、絶大な安定感に支えられながら、鋭い加速と旋回性を味わえる。乗り心地も抜群で、オートクルーズによる高速巡航性能も抜群だ。’18年デビューのナイケンに続き、’19年にツアラー仕様のGTが追加。悠々した旅を演出してくれる。’20年型では、従来のツヤ消し紺に加え、ツヤ消し灰×赤というスポーティな新色を投入した。
―― 【’20 YAMAHA NIKEN GT】■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 845cc 116ps/10000rpm 8.9kg-m/8500rpm ■267kg(装備) シート高835mm 18L ■タイヤF=120/70R15 R=190/55R17 ●価格:198万円 ●受注生産予約受付中
―― 多機能なモノクロ反転液晶メーターを採用。トラコンを2段階+オフ、パワーを3段階から選べる。GTのみグリップヒーターの温度設定レベルを表示。STD、GTともメーター左脇に12Vソケットを標準装備する。
―― 【GT専用装備は4ポイント】ロング&ワイドなスクリーンや厚みを増した前後シート、車体左横に増設した電源ソケットなどをすべて標準で採用。加えて、片側25L容量のセミソフトケースで積載性も確保する。リヤキャリアはタンデムグリップを兼ね、2人乗りも一段とラクにこなせる。
ロングランに強い、玄人仕様〈FJR1300AE Ultimate Edition 〉
’01の登場以来、欧州で人気を博す本格ツアラー・FJR1300シリーズ。重厚ながら素直な特性の1297cc直列4気筒とアルミフレームが持ち味だ。上級仕様のASは、電動調整式サスのほか、ペダルかボタンで変速できる電子制御シフト、LEDコーナリングランプを備える豪華版。国内導入はないが、20周年となる’20年型では、漆黒ボディに金ストライプ&ホイール、特製シートを備えた「AE Ultimate Edition」を用意する。
―― 【’20 FJR1300AE Ultimate Edition】●国内導入なし
0 走行性能を一段と強化〈TMAX560/Tech MAX〉
マキシスクーターという新分野を開拓したTMAX。’01年の初代から20年の節目に、7代目が投入される。心臓部はボアを2mm広げて32cc増の562ccに到達。ユーロ5に対応しつつ、最高出力は1.7ps、最大トルクは1.15kg-mアップした。同時にCVTやサス設定、トラコンも改良されている。グレードは2種類。STDのほか、従来のDXに相当する、電動スクリーン付きのTech MAXを設定した。
―― 【’20 TMAX 560/Tech MAX】■水冷4スト並列2気筒562cc 47.6ps/7500rpm 5.68kg-m/5250rpm ■220kg(装備) シート高800mm 15L ■タイヤF=120/70R15 R=160/60R15 ●YM予想価格:130万円/140万円前後 ●発売予想時期 ’20年3月頃
―― ヤマハ TMAX560 [STD]
―― Tに光るテール!
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