レッドブルは9月19日、F1第18戦シンガポールGPの併催レースとして開催されるF1アカデミー第5戦にて、ハムダ・アル・クバイシ(MPモータースポーツ)のマシンに『REBL CSTMS』リバリーを施すことを明らかにした。
当初レッドブルF1の『RB20』に施される予定だった特別リバリーは重量増加によるパフォーマンスに与える影響を懸念し中止されたが、F1アカデミーでその姿を現すことになった。
レッドブルF1、ファンのデザインを使用する特別カラーリング計画を中止。ライバルとの激戦のなかマシン重量増加を回避
レッドブルはF1参戦20周年記念キャンペーン『FOREVER REBL』の一環として、イギリス、シンガポール、アメリカの3つのグランプリレース向けに、ユニークなカラーリングをデザインするサポーターを募るファン主導のコンテスト『REBL CSTMS』を立ち上げ、イギリスGPではレッドのリバリーが登場した。
しかし、特別リバリーを施すことにより車重は約1kg増加する。マクラーレン、フェラーリ、メルセデスとの接戦が繰り広げられるなか、レッドブルはわずかな重量増加によるパフォーマンスへに与える影響を懸念し、第18戦シンガポールGPと第19戦アメリカGPにおいて『REBL CSTMS』リバリーの投入を断念した。
お蔵入りとなるかと思われたシンガポールGP用の特別リバリーだったが、併催レースのF1アカデミーにおいて、レッドブルがサポートするハムダ・アル・クバイシの車両に施されることになった。
ウルグアイ出身のキャロライン・ストックさんが手がけた今回の特別リバリーは、2015年のプレシーズンテストで使用されたカモフラージュリバリー『カモ・ブル』からインスピレーションを得たものだ。
なお、今回のリバリー発表に際しレッドブルは「オラクル・レッドブル・レーシングの全リソースをシンガポールでのF1パフォーマンスに捧げることが決定されたため、RB20には特別なカラーリングを施さないことになった。重要なのは、F1アカデミーのマシンはビニールでラッピングできるため、同様のパフォーマンス上の懸念はないことだ」としている。
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