マセラティ・グレカーレ
text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
【画像】アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ、ポルシェ・マカン・ターボ、レンジローバー・スポーツSVR、アウディSQ7【ライバル比較】 全100枚
マセラティは、2021年に発売予定の新しい小型SUVの投入を含む、リバイバルプランの詳細を明らかにした。
大型のレヴァンテに続く同社のSUV第2弾は、「地中海に吹く強い北東の風」にちなんで「グレカーレ」と名付けられた。
このポルシェ・マカンのライバルは、イタリアのカッシーノにあるフィアット・クライスラー・オートモービル(FCA)の工場で、アルファ・ロメオ・ステルヴィオと並び生産される。
ブランドの将来を担うこのSUVは、基盤の多くをステルヴィオと共有し、EVモデルも2022年までに到着する予定となっている。
ただし、内燃エンジンモデルでは、アルファ・ロメオのものではなく、マセラティ独自のものが使用される。
実用的かつ豪華なモデル
マセラティのグローバルプランニングのボス、フランチェスコ・トノンは、AUTOCARに対し、グレカーレは「実用的かつ豪華なモデルとなります。素晴らしいデザインと機能を備え、クラス最高のパフォーマンスとハンドリングを提供するでしょう」と語っている。
2025年までに、マセラティの売上の70%をSUVが占め、サルーンは15%に減少、最近発表されたMC20などのスポーツカーは5%となると予想されている。
2018年に元FCAのボス、セルジオ・マルキオーネは、ラインナップの全面的な見直しの一環として、この新しいSUVの投入を明らかにしている。
ラインナップには、クーペ、コンバーチブル、EVの3つのバージョンを備えるMC20に加え、内燃エンジンと電動モーターで提供される、新しいグランツーリスモとグランカブリオも含まれている。
2023~2024年までに、同社は新世代のレヴァンテとクアトロポルテを投入する。
どちらのモデルも電動パワートレインの利用が可能となり、トップスペックでは、800V電気システムと3基のモーターが搭載される。
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