ポルシェは2017年限りでWEC(世界耐久選手権)のLMP1クラスから撤退。その後は、2019-2020年のシーズン6からフォーミュラEに参戦する準備を進めている。
そのポルシェは、15日までと規定されているプライベートテストのプログラムもスタート。カラファット・サーキットなどで実際にマシンを走らせている。
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ポルシェはLMP1クラスに参戦していた際、そのオペレーションチームは65人という規模だった。しかしフォーミュラEでは、マシンについて作業できるスタッフの人数は20人までに制限されている。これは、ポルシェにとって難しい挑戦なのだという。
「我々にとって大きな課題のひとつは、レースウイークエンドを20人のスタッフで運営しなければいけないということだ」
ポルシェのフォーミュラEチームでチームマネージャーを務めるリンドセイはそう語った。
「我々のスタッフは誰もが、特定の仕事だけをすることに慣れている。そして今では、これまでは3人のスタッフが行なってきたことを、ひとりでこなさなければいけない。おそらくそれは、我々にとって大きなチャレンジだ」
リンドセイは、ポルシェのLMP1チームでもチームマネージャーを務めていた人物だ。彼はカラファットに乗り込んだフォーミュラEのチームには、バックアップ部隊も帯同したという。これは、実際のレースにも、必要とあれば参加できるようにするための準備だったようだ。
「現時点では、30人のスタッフがいる」
そうリンドセイは語った。
「だからレースの週末にどう運営するか、それを試しているわけではない。しかし、チーム全体をトレーニングする必要がある。テストの日数は限られているから、バックアップのスタッフを連れてきて、同じ仕事ができるようにしているんだ」
フォーミュラEチームとLMP1チームのスタッフがどのくらい重複しているのかと尋ねられたリンドセイは、motorsport.comに対して次のように答えた。
「チームの側では、基本的には全て同じスタッフだ。過去5年間、共に働いてきた人たちと新しいプロジェクトを始められるのは良いことだ」
ポルシェと同じくメルセデスも、シーズン6からフォーミュラEにワークス参戦する。しかしメルセデスは、関係の深いHWAに1シーズン前倒しでフォーミュラEに参戦させ、週末の戦い方などを学習している。
ポルシェは以前、フォーミュラEへの参戦に向け、メルセデスと同じようなアプローチを取ることはないと主張していた。この2メーカーの方法論が違うことについて、リンドセイは次のように語った。
「最初のレースまでの日数で、我々はできる限りの準備をしようとしている」
そうリンドセイは語る。
「我々のチームは共に働いたことがあるので、そこには大きなアドバンテージがあると思う。我々はお互いのことを知っているし、共に働いたこともある。しかしピットレーンを見渡した際に、メーカーの先行チームがあるのなら、その面では欠点もあるだろう」
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