2023年F1サンパウロGP(ブラジルGP)決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、16番グリッドから9位入賞を果たし、2ポイントを獲得した。
スタート直後に大きく順位を上げ、多重クラッシュによるセーフティカー/赤旗の後、10番グリッドからスタート。ミスにより、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)に抜かれる場面もあったが、ペースは非常に良かった。最終スティントでは、今週末ペース不足に苦しんでいたルイス・ハミルトン(メルセデス)との差を縮めつつあったものの、追いつくには至らず、9位でフィニッシュした。
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スプリント・フォーマットの今週末、角田は合計5ポイントを獲得。ドライバーズランキングでは13ポイントで14位となった。チームは、コンストラクターズランキング8位の座を固め、7位ウイリアムズとの差を7ポイントにまで縮めた。
ビークルパフォーマンス担当クラウディオ・バレストリは、角田の一日について、次のように語った。
「今日の目標は、ポイントを獲得して、ウイリアムズとのギャップを縮めることであり、それを達成することができた」
「裕毅は幸い、スタート直後にトラブルに巻き込まれることなく、赤旗の後、10番手に位置していた。それ以降、裕毅はトップ10圏内で戦った」
「残念なことに、レース終盤、クラッチに問題がある可能性が判明し、確実に完走するため、アップシフト・セッティングに関してコンサバティブに行くことを決めた。その結果、裕毅は9位で無事フィニッシュすることができ、チームのためにポイントを持ち帰った」
「この後は、シーズン残り2戦に集中し、コンストラクターズ選手権のポジションを上げることを目標にしていく」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=9位(71周/71周)
16番グリッド/タイヤ:ソフト→ソフト→ミディアム→ソフト
チームが素晴らしい仕事をしました。ポイントを獲得できてうれしいですが、もっと良い成績を挙げることも可能でした。
ターン10でミスをして、そこでポジションをひとつ失いました。チームに対してとても申し訳なく思います。
信頼性の問題に対処しており、それについてはこの後、調査します。本来ならもっと良い結果が可能でした。
ダニエル(・リカルド)についてはとても残念です(注:スタート直後にクラッシュした他車のタイヤがマシンに当たった影響で、序盤に周回遅れの扱いになった)。彼もとても速かったので、2台揃ってポイントを獲得できたはずです。
ポジティブな面に目を向ければ、16番グリッドからスタートして9位を獲得したというのは、マシンのペースが強力だったことの証明であり、オースティンでアップグレードを導入して以来、この数戦で確実に大きな進歩を遂げたことは明らかです。
僕たちは今、良いリズムに乗り、3週連続でポイントを獲得しています。残り2戦もこの勢いを維持していくことが重要です。
マシンのパフォーマンスを引き出し、ポイントを獲得し続け、コンストラクターズ選手権でひとつ上にいるウイリアムズとのギャップを縮めることを目指していきます。
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