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メルセデスがワンオフの電気自動車版リアルオフローダーを発表。最低地上高ほぼ300mm

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メルセデスがワンオフの電気自動車版リアルオフローダーを発表。最低地上高ほぼ300mm

独メルセデス・ベンツは10月13日、電動SUV「EQC」を本格オフローダーに仕立てたワンオフモデル「EQC 4x4²」を発表した。

メーカー初のフル電動モデルとして2018年にデビューしたEQCは、「GLC」などと共通のプラットフォームを持つミドルサイズSUV。最高出力408PS、最大トルク765Nmのパワーにより強力な加速性能を持つが、フォーカスされるのはパフォーマンスや都市部での使い勝手で、オフロード性能はそれほど注目されてこなかった。

そんなイメージを覆すべく製作されたEQC 4x4²は、部署をまたいだ社内チームによる作。元来EQCが持つ走破性をさらにアップすべく大幅なモディファイを実施。肝となるのはポータルアクスル(ハブリダクション)と呼ばれる特殊なドライブトレーンで、車軸とホイールの間にギアを装備することにより、車軸の中心線よりも低い位置にホイールをマウントする。「ウニモグ」などにも使用されるこの構造により、EQC 4x4²の最低地上高はベースモデルの2倍以上となる293mmまでアップ。障害物を乗り越える際に重要なアプローチアングル、デパーチャーアングルはそれぞれ31.8度、33.0度と、「Gクラス」をも凌ぐスペックで、渡河能力は400mmとアナウンスされている。

また、ブロックパターンがワイルドなオフロードタイヤは285/50 R 20という巨大なサイズで、これを収めるためマットガンメタリックのフェンダーフレアによって、ホイールアーチは10cmも拡大されている。

さらに、室内およびヘッドライトハウジングに設置されたスピーカーによって再生されるサウンドもEQC 4x4²のアピールポイント。特に「ランプスピーカー」とメーカーが呼ぶヘッドライト内のスピーカーは、ノーマルのEQCが装備する車両接近警告システム(AVAS)を拡張し、単に一定の音を発生するだけでなく、状況に応じインタラクティブなサウンド体験を可能にするという。

実際に販売された「G500 4x4²」、スタディモデルとして登場した「E 400 All-Terrain 4x4²」に続き、3台目の4x4²となるEQC 4x4²。市販の可能性も含め今後の展開に要注目だ。

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みんなのコメント

3件
  • で? 、って感じ。 メーカーがワンオフでこれ作って発表して、で?

    すげ〜、とか、カッコいい!とか、言ってほしいの?
  • 「障害物を乗り越える際に重要なアプローチアングル、デパーチャーアングルはそれぞれ31.8度、33.0度と、「Gクラス」をも凌ぐスペックで、渡河能力は400mmとアナウンスされている。」
    渡河能力は、Gクラス未満ですね。
    全く話変わりますが、メーカー違うけどランドローバーは全車種600mm以上の渡河能力だから機能性という意味での性能の凄さを同時に感じました(感想
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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