2019年のル・マン24時間レース、その決勝レースを支配していたのは、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス組の7号車トヨタTS050 Hybridだった。
しかしゴールまであと1時間というところで、ロペスがドライブしていた7号車にパンクが発生。ピットインすることとなった。
しかし問題はそれだけではなかった。7号車にはセンサーのトラブルも発生していたため、本来は右リヤタイヤを交換すべきところ、右フロントタイヤを交換してしまったのだった。そのためロペスは再びピットに戻らなければならず、中嶋一貴がドライブする8号車トヨタにリードを奪われることとなった。
ピットに戻るためにスロー走行しなければならなかった時のことについて尋ねると、ロペスはmotorsport.comに対して次のように語った。
「それを説明するのは実に難しい。ピットまでの間、僕はずっと泣いていた。とてもとても、痛い想いだった。でも、それはそういう感じだった」
最初にパンクが起きた際、タイヤの内圧が劇的に低下することはなかった。しかし2度目のピットに向かう際、ロペスのタイヤは0.5barを下回っていたため、トレッド面が剥離するのを防ぐために、さらにゆっくり走らなければならなかった。
ロペスはピットを離れる際、センサーがリセットされるとチームから聞かされていたという。しかしピットレーンを離れて数メートルで、まだパンクしていることに気づいたという。
「このスティント用に、新しいタイヤを1セット残していた。パンクが起きるリスクを、最小限に抑えたかったんだ」
そうロペスは語った。
「とても奇妙なことだ。レースの最後だったから、縁石に乗らないようにし、全てを完璧にやろうとしていた」
「コースの半分を走ったところで、僕はアラームを見た。それほど悪くはなかった。その時はまだ、タイヤの内圧があまり低くならなかったので、まだ200km/hで走ることができたんだ。だから、それほどタイムを失うことはなかった」
「問題は、パンクしたタイヤで再びコースインした時、内圧が低すぎたということだ。タイヤを破壊して、全てを失うリスクを負っていたんだ。だから僕は、50km/h以下でピットまで戻らなければいけなかったんだ」
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