2024年MotoGP第20戦ソリダリティGPが終了した翌日の11月18日、ドゥカティ・コルセのゼネラルマネージャーであるルイジ・ダリーニャが囲み取材に登場。19日から2025年シーズンに向けたバルセロナ公式テストが始まるが、ドゥカティ デスモセディチGP23とGP24の比較、そして初登場するデスモセディチGP25についての質問に答えた。
2024年シーズンはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)、マルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)の3人が何度も優勝争いを展開。バニャイアとマルティンがデスモセディチGP24、マルケスが1年落ちのGP23に乗っていたが、たびたびマシン戦闘力の違いが映像からも確認でき、マルケス自身も劣る部分を語ってきた。
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ダリーニャは「正直に言うとGP24のレベルはかなり高かった。2台のバイクに多くの違いを取り入れるにはリスクを負わなければならないけど、現時点ではそうする必要はないと思う」と語り、現在のMotoGPで最速のドゥカティであり、ブレーキングも大事だというが、GP25はさらに改善することができるという。
「ストレートでのバイクのスピードをもう少し向上させる必要があると思っている。その点ではライバルの何メーカーが自分たちより少し強いと思う。コーナーの真ん中でのスピードももう少し向上させたい。(これまでも良かった)タイヤの温存も少しは向上できると思う」
2025年からプラマック・レーシングがドゥカティからヤマハにマシンを変更するが、来季への影響は「他のメーカーの方がライダーが優れているということ」だという。
チャンピオンのマルティンがアプリリア、エネア・バスティアニーニがKTMに移籍するなどウイナーたちがいなくなるが、「これが24年と25年の違いだと思う」という心配があるようだ。
ドゥカティにもルーキーとしてフェルミン・アルデグエルが加入するが、「彼は若手の中の才能の持ち主だ。MotoGPのタレントだ。だから、彼がチームの一員として加わってくれて本当に嬉しいよ。彼には本当に良いところがたくさんあるけど、もっと伸ばして理解を深めなければならない部分もある。でも、彼がそれをできるように手助けできると思う。だから、数年後には彼がチャンピオンシップを争うようになると確信している」という。
また、2027年からMotoGPが850ccとなり、大きくバイクを変更することを余儀なくされるが、「我々はそれも取り組んでいる。新しいアイデアがいくつかあり、取り組んでいるよ」ともダリーニャは語った。19日にはデスモセディチGP25が登場するが、バニャイアとマルク・マルケスはどのような印象を抱くだろうか。
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